見境ないは「物事の区別がつかない、あえてつけない状況のこと」。
つまり、何でもかんでもといった感じで、いろいろなものを同じように扱っていくケースで使っていきます。
手当たり次第は「見つけたものは何でもという状況のこと」。
見つけたもの全てという意味で使用していく言葉であり、区別をしないで扱っていくという意味になるわけです。
「見境ない」の意味
見境ないとは、物事の区別がつかない、あえてつけない状況のことです。
区別をしないでいろいろなものを扱っていく状況ではあるものの、見境ないは基本的に悪い意味で使われます。
つまり、区別をしないことを悪く捉える際に使っていくのです。
なんでもかんでも手を出すような状況に対して使っていくケースが特に顕著でしょう。
「手当たり次第」の意味
手当たり次第とは、見つけたものは何でもという状況のことです。
見つけたものは何でも手を出すとか、食べるなど、いろいろなケースで使うことができます。
この手当たり次第についてもどちらかと言えば悪い意味で使用していくことが多いので、そこは知っておいた方がいいです。
つまり、見境ないと同じような使用方法になるわけです。
「見境ない」と「手当たり次第」の用法や用例
「あの人は女なら見境なく手を出すような性格をしている。
非常にチャラい雰囲気が感じられるのよね。
だから、あまりいい印象ではないし、あの人と付き合いたいとは思えないわ。」
「あの人は本当に食いしん坊で、食べ物なら手当たり次第口にするようなところがある。
だから、道に落ちているものでも拾って食べるんじゃないかと思えるんだ。」
見境ないと手当たり次第は同じような意味
見境ないと手当たり次第はどちらも区別しない状況を悪く捉えるときに使います。
つまり、なんでもかんでもと言えるようなシーンで使用するのです。
そういう意味では、両者の違いはそこまでありません。
見境ないと手当たり次第は使用頻も同じくらいだと思われるので、実際に区別をすることはかなり難しいので、そこを知っておくと良いです。