さりげないは「そんな様子が見えないこと」。
特定の行為などをするにあたって、そんな様子が全く見えなかった、気付かなかったと言えるようなシーンで使っていく言葉です。
平然たるは「平気で何かをしようする状況のこと」。
つまり、何の感情もないような素振りで自然と物事を行うような状況において使っていく言葉と言えるでしょう。
「さりげない」の意味
さりげないとは、そんな様子が見えないことです。
特定の行為をするときに、そういう行為をしそうな雰囲気が見えなかったというシーンで使っていきます。
つまり、特定の行為をされた側にとっては、まさかと思えるような状況と評価できるわけです。
さりげないという言葉はいろいろな機会で耳にするでしょうけど、基本的にはいい意味で使われやすい言葉と言えます。
「平然たる」の意味
平然たるとは、平然と何かをしようとする状況のことです。
平然というのは特にこれといった特別な感情がない状況を示しており、何も感情を芽生えさせずに特定の行為ができるという意味でよく使われます。
ただ、平然たるという言い方をするときには、悪い意味で使われることが割とあります。
したがって、そういった部分は覚えておきましょう。
「さりげない」と「平然たる」の用法や用例
「さりげない心遣いだけど、非常に嬉しい瞬間あってあるよね。
涙を流しているときに、ハンカチを貸してくれたりとかさ。
それくらいのことでも心は温まるものだよ。」
「あの人は平然たる態度で今日も勤務しているけど、今月に入ってからもう5回も遅刻しているからね。
もう少し悪びれた様子を見せてもいいんじゃないかと思うんだけど。」
さりげないと平然たるは特定の雰囲気が感じられない場面で使う
さりげないと平然たるはどちらも特定の雰囲気が見えないという状況で使います。
さりげないは特定の行為をしそうに見えない状況で、平然たるは特定の感情が存在するように見えない状況で、それぞれ使っていくのです。
ただ、さりげないはいい意味で、平然たるは悪い意味で使うことが多々あります。
だから、似ている部分はあるものの、違いも存在するということで、そこは覚えておくと良いです。