素知らぬ顔は「特定の事実を知っているのに、知らない振りをしている表情のこと」。
ある事実を知っている状況において、それを知っていることがバレてはいけない状況においてする表情と言えます。
しれっとした顔は「特定の物事に関して自分は無関係だと言わんばかりの表情のこと」。
実際に無関係であると言い切れる場合もあれば、関係あると言える場合もあります。
「素知らぬ顔」の意味
素知らぬ顔とは、特定の事実を知っているのに、知らない振りをしている表情のことです。
何かマズイ状況に自分が関係している、かかわっているにもかかわらず、自分は何も知らない、完全なる部外者であるというスタンスのときに使う言葉と言えます。
周りの人間にとって、明らかにかかわっているでしょと思えるようなシーンで使います。
「しれっとした顔」の意味
しれっとした顔とは、特定の物事に関して自分は無関係だと言わんばかりの表情のことです。
本来は特定の物事の関係者である、それにかかわっている状況なのに、自分は当事者ではない、部外者であるというスタンスで使う言葉です。
そういう意味では、素知らぬ顔とかなり意味は近いです。
基本的には周りの人間が使っていく言葉です。
「素知らぬ顔」と「しれっとした顔」の用法や用例
「今回の騒動は上司であるあの人にも責任があるはずだが、本人は素知らぬ顔だね。
まるで自分は一切関係ないと言わんばかりの表情をしているように見えてくるよ。」
「あの人は今日も遅刻したみたい。
これで3日連続で遅刻したようだけど、本人は完全にしれっとした顔をしている。
遅刻したことを覚えていないみたいな表情に見えるよ。」
素知らぬ顔としれっとした顔
素知らぬ顔としれっとした顔はどちらも特定の出来事などに関して、自分は関係ない、部外者であるというスタンスを貫いているように見える表情を指しています。
そして、基本的には両者ともに周りの人間が使用していきます。
だから、区別はしづらい状況です。
ただ、どちらもそれなりに使用する可能性がある言葉ですから、意味は覚えておいてほしいです。