不用意は「心配が足りないこと、用意していないこと」。
要するに必要な準備が足りていないとか、そういった状況を指しています。
にもかかわらず、特定の行為をしてしまう状況を諫める意味で使っていくのです。
無用心は「用心をしていないこと」。
要するに心配が足りていない、やるべきことをやっていないという意味になります。
意味は不用意と大して変わらない状況と言えるでしょう。
「不用意」の意味
不用意とは、心配が足りないこと、用意していないことです。
何かの行為をするにあたって、必要な心の準備、または必要なアイテムの準備などが整っていない状況を指しています。
そのような状況で実際に行為に及べば、失敗する確率が上がると言えます。
そういう問題点が予想されるがゆえに、不用意なケースに該当するシーンではこのような言葉で批判されるわけです。
「無用心」の意味
無用心とは、用心をしていないことです。
そのまんまの意味ですけど、用心さが足りないという意味で使っていきます。
心の面も含めて、必要な準備などがされていないという意味なので、意味は不用意と同じと評価できるでしょう。
不用意と無用心は同じようなシーンで使われ、使用頻度もそこまで変わらないと思われますから、そこは知っておいてほしいです。
「不用意」と「無用心」の用法や用例
「さっき花瓶を割ってしまったから、その辺を不用意に歩かないでくれ。
一応片づけたけど、まだ破片が落ちているかもしれないから。
危険な状態なんだよ。」
「離島などに行くと、外出するのに家の鍵を懸けない無用心な家がかなり多いみたいね。
お互いを完全に信用しきっている状況みたい。
住んでいる人が少ないのは大きいかもしれないね。」
不用意と無用心は同じ場面で使える
不用意と無用心は必要な備えがなってない、心配が足りないという意味で使う言葉です。
それぞれは同じような意味となっているため、区別をするのは難しいです。
また、使用頻度も同じくらいなので、そういった面でも違いはないでしょう。
だから、異なっている面を認識するのは大変な状況と言えるため、特定の場面ではどちらを使ってもいいと言える可能性があります。