条項は「何らかの文章を箇条書きにしたもののこと」。
たいていは何らかの条件が必要なシーンで使う文章に対して使っていきます。
でも、条項というのは、限られたシーンでしか使いません。
約款は「契約や条約の1つ1つの項目のこと」。
契約や条約といったものの全体の中にある、細かい取り決めの1つ1つを指しています。
契約や条約において使うので、そこまで日常的な言葉ではありません。
「条項」の意味
条項とは、何らかの文章を箇条書きにしたもののことです。
基本的には条件となっている場合が多く、そういったものを項目のようにしたものを条項と呼んでいきます。
ただ、条項という言葉を実際に使用するシーンはそこまで多いとは言えないので、私たちの日常生活の中で馴染みを感じやすい言葉とは言い難い面はどうしてもあります。
「約款」の意味
約款とは、契約や条約の1つ1つの項目のことです。
契約や条約を交わす際に、その条件のような部分を確認することになりますが、そのときには基本的に約款という言葉を使用していくことが多いのです。
しかし、約款という言い方はするものの、その内容は条項と特に変わらないので、そこは頭に入れておくといいポイントになります。
「条項」と「約款」の用法や用例
「条項の数が多いと、確認しないといけない部分が多いから大変だな。
目を通さないといけない部分が多いと、それだけ多くの時間をとられてしまうわけだから。」
「今回の契約をするにあたっては、事前に約款の細かいところをきちんと見ておかないといけない。
それくらいの重要な契約だからな。
後から問題が起きては困るんだよな。」
条項と約款は意味の違いはほとんどない
条項と約款に関しては、特定の条件を項目にしたもので、箇条書きにした1つ1つを指しています。
ただ、条項は漠然といろいろな機会で使うことができますけど、約款は基本的には契約や条約といったものを交わすシーンでしか使いません。
そういった部分で違いがあるので、両者は一応区別をすることはできるという状況になっています。