送別は「別れる人を送ること」。
これからずっと会えなくなる人、自分のものを去る人を送るという意味があります。
送別会といった言い方をするケースが特に多いです。
惜別は「別れを惜しむこと」。
こちらも会えなくなる人や自分のもとを去る人を対象にしていきます。
別れることが辛いと感じるようなシーンで使用していくのです。
「送別」の意味
送別とは、別れる人を送ることです。
今後ずっと会えない可能性があるような人、自分のもとを去っていく人に使いますが、送別という言い方はそこまで頻繁にはされません。
送別は送別会という言い方がメジャーであり、特定の人を送るイベントとして使われる言葉です。
だから、送別会という言葉の方が重要と言える可能性があるでしょう。
「惜別」の意味
惜別とは、別れを惜しむことです。
特定の人との別れを惜しむことを指している言葉であり、別れを惜しむという意味から、特別な存在に対してのみ使います。
別れが惜しいと感じる人はかなり少ないはずで、誰に対しても使っていくような性質の言葉ではないので、そういった点に注意をしないといけないのです。
滅多に使う言葉ではないです。
「送別」と「惜別」の用法や用例
「今日は長年一緒に仕事をした同僚の送別会だ。
今まで長く同じ会社にいたから、そんな人物が自分の元からいなくなるという事実はいまだにどうも信じがたい気分だよ。」
「今日は卒業式だ。
今まで一緒に過ごしてきた同級生らとこれからしばらく会えなくなるというのは非常に違和感がある。
知らず知らずのうちに惜別の意識芽生えてきたのだろう。」
送別と惜別は同じような場面で使う
送別と惜別はともに自分のもとを去る人に対して使う言葉です。
したがって、両者は同じような場面で使っていくことが多いです。
ただ、意味はちょっと違っていますし、送別に関しては送別会という言葉で使用することが特に多いので、そこは覚えておきましょう。
送別と惜別は年中使うわけではなく、年度末など特定の時期に限られると言えます。