素質は「生まれつき持っている人間における性質や才能のこと」。

生まれた時点で確認できる特定の性質や才能に対して使いますが、将来的に発揮されるだろう能力に関しても使われる言葉です。

資質は「生まれつき持っている人間における性質や才能のこと」。

意味としては素質とほぼ変わりませんが、あくまでも現時点で確認できるものに限られます。

「素質」の意味

素質とは、生まれた時点で人間に備わっている特定の性質、または才能のことです。

基本的にはこういった意味で使うことが多いものの、ときには将来的に発揮されることが期待される能力に関しても使うことができます。

現時点でその能力を発揮しているとは言い難いが、いずれは発揮されることになるだろうと思われる状況でも使えるのです。

「資質」の意味

資質とは、生まれた時点で人間に備わっている特定の性質、または才能のことです。

この点においては、素質という言葉との違いはほぼありません。

ただ、資質に関しては、将来的な部分を考慮しての能力に対して使うことができないため、そこは素質という言葉との大きな違いになります。

しかし、実際は素質と混同して使う人もいるでしょう。

「素質」と「資質」の違い

「あのプロ野球選手は、実は子供の頃からプロ野球選手になる素質があるって周囲から思われていたらしい。

それくらいに生まれた時点での才能が違ったんだろうな。」

「この子供は非常に絵がうまいけど、この年齢でこれだけの絵が描けるとは、生まれた時点ですでに絵に関する資質を持っていたと評価せざるを得ないと思うんだ。」

素質と資質はほとんど同じ意味として使われやすい

素質と資質に関しては、若干意味の違いはありますけど、かなり似ている言葉と評価できます。

また、多くの人は2つの言葉はほとんど同じ意味として使っていると言えるでしょう。

素質と資質を実際に使っている人は、特にこれといった区別をしておらず、なんとなくの感じで使用している可能性が高いため、同じ意味の言葉として覚えていても問題はなさそうです。

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