インフレは「好景気に物価が上昇しお金の価値が落ちること。」
「物価上昇」と言い換えると分かりやすい。
デフレは「不景気の時に物価が下落しお金の価値が上がること」。
「物価下落」と言い換えると分かりやすい。
景気循環により「インフレ」と「デフレ」は口語に発生しますが、時として、社会情勢の悪化により「不景気にも関わらず、物価が上昇する」と言う「スタグフレーシヨン」が発生することがあります。
「インフレ」とは消費者物価が上昇する現象のことです。
「インフレ」になると景気は上向きですが、副作用として消費者物価が上昇してしまいます。
例えば100円の商品が120円に値上がりしてしまうために、相対的にお金の価値が目減りして20円多く支払うことになります。
100円と言う価値では商品はもう買えなくなるということです。
政府は景気抑制策としてお金の流通量を増やす政策をとるため、バブルの危険が生じます。
「デフレ」とは消費者物価が下落する現象のことです。
「デフレ」になると不景気になり副作用として賃金が下落します。
物価は下がるのですがお金の価値は上がっても賃金が少なくなるので生活は苦しくなるのです。
例えば100円の商品が90円に値下げされても、賃金が下がっている消費者は買う意欲はなくなります。
負のスパイラルが発生し、最後には「スタグフレーション」と言う最悪の状況に陥るのです。
「インフレ」と「デフレ」は交互にやってくる。
「インフレ」と「デフレ」は景気循環により交互に発生する現象です。
政府の政策により景気抑制策や景気高揚策が取られるため、景気は良くなりまた悪くなりを繰り返すことになります。
現在はどちらに向いて景気は動いているのかは、消費者物価指数の動向がカギを握りますから、政府は毎月指数を発表しています。
アメリカの指数は相場に大きな影響力を持つものです。
「インフレ」と「デフレ」とは。
「インフレ」は物価上昇傾向にあることです。
世の中は景気が上向きになり、賃金も上がるため購買意欲が大きくなります。
副作用として物価の上昇やバブルのリスクがあります。
「デフレ」は反対に物価下落傾向にあることです。
世の中は不景気に陥り賃金は低下し、ものが売れなくなります。
物価は下落するにも関わらず、ものが売れない現象が起きます。
ものが売れなければ生産者は人件費や設備費にコストがかかり、商品の価格に転嫁するために物価は低下から上昇になり「スタグフレーション」に陥るのです。