縁故は「決定権のある人に関係があり、有利に採用されること。」
「血縁つて」と言い換えると分かりやすい。
コネは「コネクションのことで、縁故関係のこと」。
「手づる」と言い換えると分かりやすい。
どちらも人の採用時に使われる言葉になります。
普通正面からの採用ではなく、裏の採用に関わる言葉です。
縁故採用、コネによる採用、つて、手づる、裏口など、人間関係による採用のことを言います。
「縁故狭義には血縁のことです。
「縁故」は人間関係があることです。
「血縁・同窓・地縁・先輩後輩・同輩」などの人間関係がある人を縁故者といい、採用に便宜が図られることがあります。
「縁故」は狭い意味では「血縁関係がある人」ですが、広い意味では「コネ・つて・手づるなどがある人」のことを言います。
「社長の友人だった政治家の息子は無条件で縁故採用された」と使います。
「コネ」は強い人間関係のことです。
「コネ」も縁故と一緒で、かなり強い人間関係のことを言います。
「つて・手づる」などと同じことで、人間関係があれば気安く物を頼めるというものです。
「社長は得意先の社長とコネがあり、二代目の息子を修行のため使ってもらう心積もりでいる」「何かコネがないものかなぁ」「裏口入学が出来たのも、確かなコネとお金の力があったからだ」などと使います。
「コネ」より「縁故」の方が強い。
「コネ」は他人同士の人間関係でもあるものですが、「縁故」は血縁が主で強い絆になります。
同じレベルの場合、「コネ」より「縁故者」を採用するに違いありません。
入社が厳しい上場企業でも、社長や会長がらみの人は採用されていますし、社内でも特別待遇をされています。
「全社長の息子さんは今常務になっているそうです、いずれ社長になるかも知れません」などと使います。
「縁故」と「コネ」とは。
「縁故」は血縁中心の人間関係のことです。
「コネ」は強い人間関係の「つて・手づる」のことです。
どちらも人を採用する場合に考慮されるもので、正式ルートではないのです。
有力企業や一般大学・役所などでは「縁故」「コネ」がまかり通ることもあり得るのです。
「あの市役所職員になるには縁故かコネが無いと無理の様だという噂が流れている」と使います。