染みるは「液体などが特定のものに入り込み、にじんでいく状況のこと」。
液体を対象にして、それがにじんでいく状況を指していると言えます。
沁みるは「しみじみと深く感じられること」。
この表記のしみるに関してはマイナーに感じる人も多いと思われますが、しみじみと感じられるという意味で使うケースは割とあると言えるでしょう。
「染みる」の意味
染みるとは、液体などが特定のものに入り込み、にじんでいく状況のことです。
それによって、特定のものの色が変わったりすることがあるので、視覚的にはっきりと分かる場合も多々あります。
染みるという言葉についてはそこそこ見る機会があるものの、染みる現象を実際に目撃するケースは多くないので、そこまで馴染みは感じづらいでしょう。
「沁みる」の意味
沁みるとは、しみじみと深く感じられることです。
心に深く刻まれるといった意味があるので、そういったシーンで使用していくことになります。
沁みるという表記は難しく感じられるかもしれませんけど、身に沁みるなどの表現で使うことがよくあると言えるでしょう。
したがって、多くの人たちにとって割と馴染みを感じやすい言葉と言えるはずです。
「染みる」と「沁みる」の用法や用例
「食事をしていたときにソースを洋服にこぼしてしまい、それによってソースが洋服に染みる状況となってしまった。
急いで洗ったから一応は落ちたが、今度からは気を付けないと。」
「今回の仕事は私の人生において非常にいい経験となった。
今までの仕事では得られない貴重な出来事だったことを身に沁みる形で実感できたと言える。」
染みると沁みるは意味は全く違う
染みると沁みるに関しては、漢字そのものがまず違いますけど、意味に関しても異なっています。
染みるは液体などが特定のものに入り込むことです。
にじむという言い方ができます。
しかし、沁みるはしみじみと深く感じられる状況を表しています。
したがって、それぞれは全く違う場面で使用していくため、確実に区別していく必要があるのです。