新春は「正月のこと」。
陰暦においては、正月の頃が春とされていたため、その名残によって存在する言葉となっています。
ただ、現在では正月を表す言葉の1つと言えるでしょう。
迎春は「新年を迎えること」。
基本的な意味はこうなっていますけど、実際は正月の時期のみ使われるので、新春とほぼ同じ立ち位置と評価できるはずです。
「新春」の意味
新春とは、正月のことです。
正月の時期に正月そのものを表す単語として使用されることが多いです。
多くの人たちにとって馴染みを感じられる言葉でしょう。
以前は正月の時期が春の始まりだったため、その名残で正月の時期には新春という言葉が使われているのです。
新春の時期はまだ春を実感できる気候ではありませんけど、新春という言葉はよく聞かれます。
「迎春」の意味
迎春とは、新年を迎えることです。
新年が到来する時期に使う言葉であるため、正月の時期に使うことが多いと言えます。
したがって、新春と使う時期は変わりません。
迎春に関しても正月の時期にはよく見る言葉であり、馴染みを感じられる人が多いと言えます。
意味は新年とはやや異なりますが、多くの人たちは同じ意味として使っているでしょう。
「新春」と「迎春」の用法や用例
「正月を迎えると、なんとかく春という雰囲気を感じられるな。
気候的にはまだ寒いんだけど、新春という言葉があるように、いよいよ春なんだという感覚になってくるんだ。」
「迎春は新年を迎えるという意味があるように、新年の始まりで使われる。
よく意識してみると、新年の時期には迎春という言葉が至るところで見られるからな。」
新春と迎春は現在は同じ意味で使われている
新春と迎春はそれぞれ意味は違っています。
新春は正月そのものを表していますが、迎春は新年を迎えることなので、若干意味に違いがあるのです。
しかし、実際は両者はほぼ同じ意味で使用されていると言えます。
したがって、現在においては両者を区別する必要はほぼありません。
それに文字で見ることはあっても、会話などの中で両者が登場することはまずないです。