あなどるは「相手のことを必要以上に低く考えて行動すること」。
「侮辱」と言い換えると分かりやすい。
あざけるは「相手の失敗や欠点をあげつらうこと」。
「嘲笑」と言い換えると分かりやすい。
「あなどる」は「侮る」と書き「侮辱する」と言うことです。
「あざける」は「嘲る」と書き「嘲笑する」と言うことです。
どちらの言葉も相手を低く考えています。
「あなどる」は低く考えていること
「あなどる」は相手の評価を自分より下と考えることで、油断に繋がることです。
「あなたは相手のことを侮っているようだが、それでは試合に負けるかも知れない」「侮るときは相手のことは怖くないものだ」「相手を甘く見てあなどる根拠は何だ」「侮った結果負けた」「侮りは禁物」「国単位でも侮り行為はある」などと使います。
「あざける」は欠点を挙げて笑い物にすること
「あざける」は相手の欠点や弱み、失敗などを話題にして嘲笑することです。
「お前は背が低いからなあ」「男まさりの女はもてない」「女だてらに騎手になっている」」「とても変な名前だ」「前にも失敗しているから危ないものだ」など、性別や相手の身体的な特徴について、また、プライドを持っている名前や地位について悪く言うことです。
「あなどる」「あざける」は似た言葉
「あなどる」から「あざける」ことをするのかも知れません。
相手を「馬鹿にする」行為は同じです。
自分より下とみているわけで、報復などは恐れないのです。
自分たちを上とみて、相手国を「あざける」行為を公然と行なう近隣国がありますが、実は劣等感の塊なのでしょう。
普通はどちらの行為も後で報復がありますから、常識では行いません。
「あなどる」と「あざける」とは
「あなどる」は相手を低く見做す行為です。
「なめている」「馬鹿にしている」と言う事です。
相手の評価を間違えれば、油断となり失敗に繋がります。
「あざける」も報復など考えられない相手に向かって、嘲笑し笑いの種にすることです。
「馬鹿にするな」「なめるんじゃない」などと反発しますが、それが通じる相手なら、最初から行いません。