気長は「のんびりして焦る気配を感じさせないこと」。
焦る雰囲気がないということで、いずれやればいいといった状況に思えるシーンで使っていく言葉です。
悠長は「のんびりして急ぐ雰囲気を感じさせないこと」。
急ぐ必要性がないようなシーンで使っていく言葉なので、気長と同じような意味になっていると評価できるでしょう。
「気長」の意味
気長とは、のんびりして焦る気配を感じさせないことです。
焦る気配が全くないということから、焦る必要性がないようなシーンで使います。
今すぐに何かをやらないでもいいような状況を迎えているとき、締め切りがまだ先にあるようなときに使うことが多いです。
ただ、本当は今すぐに取り組む必要があるにもかかわらず、焦る雰囲気が見えないシーンでも使うことがありますが。
「悠長」の意味
悠長とは、のんびりして急ぐ雰囲気を感じさせないことです。
気長と同様に、急ぐ必要性がないようなシーンで使っていくことが多いですが、本当は急ぐ必要があるのに、急ぐそぶりを見せないようなシーンで使うこともあります。
したがって、かなり似た意味の言葉と評価できるのです。
実際、気長と悠長の区別ができる人は多くないでしょうし。
「気長」と「悠長」の用法や用例
「通販で注文した商品がなかなか発送されない。
もう1週間くらい経ってるんだけどな。
そこまで焦る必要もないから、とりあえず気長に待ってみようと思うが。」
「明日が締め切りの大学のレポートがまだ終わっていない。
本当は軽く仮眠をとって徹夜してやろうと思っていたが、そんな悠長なことは言ってられない状況だ。
今から始めないと間に合わない。」
気長と悠長はほぼ同じ意味
気長と悠長に関しては、どちらも焦る雰囲気が見えない、急ぐ気配がないという意味を持った言葉です。
したがって、かなり似た意味の言葉と評価できます。
使用する場面に関しても同じような状況が想定されるので、この2つに関してはどちらを使っても問題ないという場面が多いでしょう。
使い分けをするのは困難と言えるはずです。