ニアミスは「飛行機同士が異常接近すること。」
「異常接近」と言い換えると分かりやすい。
ヒヤリハットは「事故に直結する危険な行為のこと」。
「安全活動」と言い換えると分かりやすい。
二つの言葉は関係ないように思えますが、事故と言うものを考えた場合に関連があるのです。
ニアミスは事故直前の接近ミスのこと、ヒヤリハットは続けば事故に直結する行為です。
「ニアミス」は飛行機ばかりではありません。
「ニアミス」は普通飛行機同士の異常接近と言う意味で使われていますが、人間同士の異常接近にも使います。
人間関係の悪い人同士が図らずも接近した場所にいることを揶揄しているのです。
また、仲の良い仲間同士でも知らないうちに異常接近していたと笑い話にすることで使います。
飛行機の場合は滑走路の誤侵入・管制ミス・飛行中の誤認識などが原因とされています。
「ヒヤリハット」は職場の安全活動のこと
「ヒヤリとした」「ハッとした」と言うことで「ヒヤリハット」と言いますが、何のことなのか聞いただけでは理解できない言葉です。
例えば「ニアミス」の様な事が続けは飛行機の重大事故に繋がることは自明の理ですが、職場や工場で「ヒヤリハット」も続けば事故に繋がるのです。
認識を共有する安全活動は様々な分野で行われています。
「ニアミス」も「ヒヤリハット」
「ニアミス」葉飛行機同士の異常接近で、一つ間違えれば大惨事になるものです。
管制塔や操縦士たちを始め搭乗員や乗客、その他の見ていた人たちすべてはヒヤリとし、ハットとしたに違いありません。
このような大きな「ヒヤリハット」は問題外ですが、日常のあらゆる職域での業務で起きる「ヒヤリハット」は結構起きるものです。
「ニアミス」「ヒヤリハット」
「ニアミス」は飛行機の異常接近と言う意味で、人間同士にも流用される言葉です。
「ヒヤリハット」は異常接近も含めて職場や工場になどに起きる事故に結びつく行為のことです。
大体が慣れによるものが多いのですが、勘違いや誤操作によるものもあり、原因を追究し対策を考えてそれらをデータベース化して共通認識することが事故防止に繋がると思われます。