目覚めは「眠っている状態が終わり覚めること。」
「覚醒」と言い換えると分かりやすい。
覚醒は「目が覚めて意識がはっきりすること」。
「有意識」と言い換えると分かりやすい。
目覚めも覚醒も起きることですが、目覚めは目を開けること、覚醒は意識が戻ることを意味します。
「ようやく目覚めたがまだ朦朧としていて覚醒した状態とは言えないようだ」「覚醒したらしく周囲を見回している」などと使います。
「目覚め」は目を覚ますこと
「目覚め」は目を開けた状態のことで、まだ本格的には意識が戻ってはいないと言えます。
体を少しでも動かすと意識ははっきりし、体の感覚も分かるようになり覚醒したということになります。
ですから「目覚め」は覚醒する直前のことになります。
また、「目覚め」は自然にあることを認識することにも使われます。
「赤ちゃんはいずれ自我の目覚めを感じるだろう」「思春期は性の目覚めの時期になります」と使います。
「覚醒」はハッキリすること
「覚醒」の「醒」は「酒や夢・眠りなどから覚める」ことを意味する言葉です、「覚醒」は「眠りから覚めたことを認識する」ということになります。
単に目が覚めた「目覚め」ではなく意識が戻りハッキリと自分を自覚することです。
「眠りから覚醒したネコはおもむろに歩き出した」「起床という大きな叫び声に、合宿で雑魚寝している部員は覚醒せざるを得なかった」と使います。
「めざめ」と「覚醒」はセット
「目覚め」がまずあり、その後「覚醒」が起きるのですから、二つはセットと言えます。
突然「覚醒」状態にはなかなかならないもので、「目覚め」は目ぼけていることも多く、また再び寝てしまうことにもなりかねません。
一度「覚醒」してしまえば、起きようという気になるのです。
目覚まし時計のベルは「覚醒」を引き起こすのに良いものですが、それでも起きられない人はいるものです。
体を誰かに揺り動かされてようやく「覚醒」する人もいます。
「目覚め」「覚醒」とは
「目覚め」は目を覚ますことですが、意識などはまだハッキリはしていません。
「目を開けた直後の」ことですから、意識はもうろうとしているのです。
数秒後にやっと自分を取り戻すことをするので、それでやっと「覚醒」が起きたと言えるのです。
「覚醒」はハッキリした意識や感覚のことです。
また、「目覚め」は「自然に自覚する」と言う意味でも使われます。
「自己の目覚め」「性の目覚め」と使います。