大半は「過半数を超えていること」。
かなりアバウトな意味ですが、過半数を超えていれば大半という言い方ができます。
ただ、過半数をちょっと超えているときだけではなく、大きく超えているときにも使うことができます。
ほとんどは「全部ではないが、それに近い状況のこと」。
つまり、100%ではないが、それに近い状況という意味になるのです。
「大半」の意味
大半とは、過半数を超えていることです。
つまり、半分を超えていれば大半という言い方ができると言えるわけです。
ただ、過半数を超えているといっても、どれくらい超えているのかはケースバイケースです。
したがって、かなり幅広い範囲を含むことになり、大半に関しては具体的な状況を掴みづらいという特徴があると言えます。
「ほとんど」の意味
ほとんどとは、全部ではないが、それに近い状況のことです。
つまり、割合的に全部と言えるわけではないが、ほぼそれに近い状況があった際にほとんどという言葉を使用していきます。
つまり、100%ではないものの、限りなくそれに近い状況を指すため、ほとんどに関してはかなり具体的な状況を特定しやすいという特徴があります。
「大半」と「ほとんど」の用法や用例
「今日は天候のせいか、授業に出席している学生は過半数を下回っている気がする。
つまり、大半の学生は欠席しているということだ。
遅刻してこの後来る可能性もあるけど。」
「この前のテストは98点だったんだよね。
ほとんど完璧に近いけど、ちょっとだけ足りない部分があったということだ。
次は何とか完璧な状態を目指していきたいと思う。」
大半とほとんどは含む範囲が異なる
大半とほとんどに関しては、同じような意味の言葉だと思っている人も多いでしょう。
しかし、実際は大きな違いがあります。
大半は過半数を超えていればいいので、具体的な割合は分かりません。
半分に近いのか、100%に近いのかという部分で明らかに差があります。
しかし、ほとんどは100%に限りなく近い状況と言えるため、こういった部分で両者は大きな違いがあるのです。