中国は「共産党一党支配の国のこと」。
「社会主義国」と言い換えると分かりやすい。
中華民国は「大陸から逃れた国民党が創った国のこと」。
「自由主義国」と言い換えると分かりやすい。
中国と中華民国は大陸で内戦を行い、勝った共産党勢力は大陸で中華人民共和国を設立し、負けた国民党は台湾に逃れ中華民国を設立しましたが、中国は存在を認めず台湾省としています。
「中国」とは共産党が創った国
「中国」は4000年の歴史を誇る国でしたが、清朝滅亡後、複数の多国の干渉を受けました。
第二次世界大戦終結の後も内戦は続き、中国国民党は共産党勢力により台湾に追放され、共産党は1949年に毛沢東により建国を宣言したのです。
現在は世界最大の人口を背景に国力・軍事力を増大させ、アメリカなど自由主義国にとり脅威となりつつあります。
「中華民国」は台湾
「中華民国」はもともと大陸を支配していたのですが、共産党により台湾に追放されたのです。
中国は中華民国の存在を認めないため、世界の国は台湾と国交断絶をして中国と国交をしているのです。
日本も中華民国とは国交がありませんが、かつての日本領でもあった関係もあり台湾とは国交がなくとも民間では親しい関係にあります。
中国は「中国」と「中華民国」との分断国家です
「中国」は長い歴史の中で様々な国が建国され滅びてきた事実があります。
最後の王朝「清国」が滅びると、多くが他国の植民地となりました。
大陸では内戦の後、長征をしてきた共産党が建国をし、国民党は台湾に追放されてしまい「中華民国」を創りました。
その結果、中国人の国が「中華人民共和国」と「中華民国」の二つ誕生しいわば分断国家となったのです。
中国と台湾
「中華人民共和国」は世界一の人口を背景に今や世界に冠たる国となり、経済力・軍事力で見過ごすことが出来ない存在になりました。
他民族支配や人権問題・香港問題・海洋進出など世界から非難を浴びているにも関わらず、強気な姿勢を取り続けています。
一方、台湾の「中華民国」は中国から主権国家として認められずに台湾省とされています。
世界は二つの中国に困惑しますが、力の強い巨大市場の「中国」と国交を結ぶことを選びます。