非常事態は「現状が日常とは言えない光景になっていること」。
現状において、非日常と評価できる光景になっている際に使う言葉と言えます。
異常事態は「現状が明らかに異常であると言える光景になっていること」。
異常という言葉は日常的ではないという意味になるため、異常事態は非常事態とかなり似ている言葉と評価できるでしょう。
「非常事態」の意味
非常事態とは、現状が日常とは言えない光景になっていることです。
現状において、非日常と言えるような状況が必要であり、そういったシーンを非常事態と表現します。
非常事態に関しては基本的には悪い意味で使用される言葉であり、日常ではまず存在しないであろう問題に遭遇したときなどで使われることが多いと言えるはずです。
「異常事態」の意味
異常事態とは、現状が明らかに異常と言える光景になっていることです。
非常事態と同じような意味合いで、基本的に悪い意味として使用されることが多い言葉です。
日常で遭遇することがまずないような問題が発生したときに使うことが多いですが、非常事態よりは異常事態の方がややマイナーであると評価できるため、使用する機会は相対的に少ないでしょう。
「非常事態」と「異常事態」の用法や用例
「今はインフルエンザが流行っていて、うちの学校の生徒の多くがかかっているらしい。
これは非常事態だ。
学級閉鎖も検討しないといけないな。」
「派遣切りが話題になっていた頃は、多くの人たちが仕事を失い、路上をさまよっていたりしたんだよな。
まさに日本全体が異常事態になっていたと評価できる状況だったと思うんだよね。」
非常事態と異常事態はほぼ同じ意味と言える
非常事態と異常事態に関しては、日常的な光景ではない、滅多にありえない状況という意味で使われます。
したがって、微妙な違いはありますけど、基本的には同じような意味として使用されるのです。
そして、どちらも基本的には悪い意味で使用されることが多いため、そこに関しては特に注意しないといけないため、覚えておきましょう。