所持は「物などを身に付けて持っていること」。
「携帯」と言い換えると分かりやすい。
保持は「物や記録などを持ち続けていること」。
「継続所持」と言い換えると分かりやすい。
維持は「ある状態を保つこと」。
「保全」「持続」と言い換えると分かりやすい。
所持・保持・維持も必ずしもものに限りません。
例えばスポーツなどで記録的なタイムも言います。
また、所持・維持は法律用語で使うことも多い言葉です。
「所持」は持っていること
「保持」はあるものや記録などを続けて持っていることです。
良いもの・優れたもの・使い勝手の良いものなどを続けて持っていることです。
例えば「王選手は長いことホームラン記録を保持していた」「タイトル保持者」「世界新記録保持者」「国家の機密は保持されなければならない」「品質保持は製造業の要だ」などと使います。
「維持」は状態をそのまま保つこと
「維持」はある一定の状態や様を変えないで持ち続けることです。
例えば「健康診断を受けて健康を維持しましょう」「品質管理部は製品の品質を維持する部署です」「その姿勢を維持してください」「返済がこれまでのようにキチンと維持できないならば、自己破産ですよ」「衛生管理を徹底して維持しましょう」などと使います。
どの様なときに「所持・保持・維持」になるのか。
「所持」はものなどを持っていることです。
物は自分のものでなくとも、人に指示して事実上持っていても所持になるのです。
法律で禁止されるものも多くあります。
「保持」は物や記録などを持ち続けることです。
例えば国家機密・製品品質・新記録など。
「維持」は状態などを保つことです。
例えば健康や製品の品質・返済・衛生状態などです。
持つ
持つ行為は「所持・保持・維持」などの他携帯・所有・保有などがあります。
「所持」は自分または他人のものかに拘わらず持っていることです。
「所持品検査」「単純所持」「危険物所持」などの言葉があります。
「保持」は状態を保つことです。
「国家機密保持」「製品品質保持」「世界記録保持者」など。
「維持」は一定の状態を変えないで保持することです。
「健康維持」「姿勢維持」「返済維持」などの言葉があります。