罪人は「罪を犯した人のこと」。
漠然と罪と言っているため、どういった内容の罪なのか?という点は確定しません。
したがって、非常にアバウトな意味の言葉であると言えます。
犯罪者は「主に刑法に反する行為をした人のこと」。
罪を犯すという意味では罪人に近い言葉ではありますけど、あくまでも刑法に違反する行為じゃないといけないのです。
「罪人」の意味
罪人とは、罪を犯した人のことです。
ただ、その罪とはどういったものなのかに関しては確定しません。
したがって、宗教上の罪などに関する行為をした人に対しても罪人という言葉が投げかけられる場合があると言えます。
そうであれば、罪人という言葉に関してはかなり定義が曖昧なので、実際に使用する際には注意が必要なのです。
「犯罪者」の意味
犯罪者とは、主に刑法に違反した人のことです。
犯罪というのは単純に法律に反する行為をした人ではなく、刑法に反する行為をした人だけを指すのが一般的です。
したがって、例えば不倫をしたようなケースでは、犯罪には当たらず、犯罪者と呼ぶことは適当ではないのです。
刑法上の罪を犯した人だけが対象になると言えるでしょう。
「罪人」と「犯罪者」の用法や用例
「昔は今よりも宗教に関して敏感な世の中だったから、世界中で罪人が存在したんだろうな。
いろいろな状況で罪と言えるようなシーンがあっただろうから。」
「この辺で強盗事件が発生したらしい。
強盗犯はまだ捕まってないみたい。
つまり、犯罪者がこの辺りをうろうろしている可能性があるわけだよね。
本当に怖い状況だと思うんだ。」
罪人と犯罪者は定義が違う
罪人は何らかの罪を犯した人を指しており、その罪というものが確定しないので、かなり抽象的な言葉と言わざるを得ません。
しかし、犯罪者は刑法上の罪を犯した人を指しているため、罪人と比較すればかなり定義は明確となっています。
そういった部分で違いが存在しているので、罪人と犯罪者は区別自体はしやすいと言えるでしょう。