出張は「普段の勤務先ではないところで一時的に働くこと」。
あくまでも一時的であり、一定期間が過ぎれば、元の勤務先で再び働くこととなります。
出向は「普段働いている会社とは別の会社、または関連会社で働くこと」。
出向に関しては、一時的とは限らず、ある程度の長い期間にわたって働くことが十分に考えられるでしょう。
「出張」の意味
出張とは、普段の勤務先とは違う場所で一定期間働くことです。
あくまでも臨時の措置であり、ある程度の期間が過ぎれば、また元の勤務先で働くようになります。
だから、出張に関しては、会社などで働いている人にとっては割と馴染みがある状況でしょう。
世の中の多くの会社員の人たちが経験している可能性が高いと言えるはずです。
「出向」の意味
出向とは、普段働いている会社ではない会社、普段働いている会社の関連会社で働くことを意味しています。
出張のように一定期間というわけではなく、長期にわたることが珍しくないので、勤務先が変わる状況と同じと評価できます。
ただ、籍自体は以前の会社にあることも多く、あくまでも勤務先が変更になる状況と言えるはずです。
「出張」と「出向」の用法や用例
「今度出張で、九州まで行くことになったんだ。
九州って今まで1度も行ったことがないから、なんだか旅行に行くような気分でワクワクしてきたよ。」
「今度出向で、子会社に行くことになったんだ。
今までの会社に愛着があったから、別の会社で働くというのはどうしても違和感があるな。
でも、新しい勤務先に慣れるまで頑張るしかないか。」
出張と出向はその中身が違う
出張は一定期間、別の勤務先に移ることで、すぐに元の勤務先に帰ってきます。
しかし、出向は勤務先自体が変わってしまうので、環境が大きく変わると言え、ここが両者の違いと言えます。
出張と出向は言葉は似ていますけど、その中身については割と違いがあるので、こういった部分で区別をしていくと良いでしょう。
会社で働いている人にとっては、どちらの言葉も知っておくべきです。