自分が犯罪を犯していないのに疑いをかけられた、いわゆる濡れ衣を着せられた。

不可抗力で自分が犯罪を犯してしまった。

社会生活において、自身に降りかかる罪の危険性が思いもよらない時に発生する場合があります。

そのような時に冤罪として濡れ衣をはらす、免罪として罪から解放される。

自分がどちらに相当するのか知ることは大事なことです。

(冤罪)とは

一般的に刑事事件において、犯罪を犯していないのにもかかわらず有罪の判決が確定した場合のことを言います。

判決が確定していなくても有罪の判決が言い渡されたり、被害者として取り調べを受けたり、逮捕されたりした際なども冤罪ということもあります。

また、有罪判決が確定後、その後の審査によって無罪となった事例などこれなど冤罪事件と言えるでしょう。

(免罪)とは

罪を犯してしまったがその罪を許される場合に使用します。

よく時代劇で奉行所が情状酌量でその罪を許すという場面がありますがまさにそれです。

似たような単語に免罪符という言葉もありますがこれはキリスト教のカトリック教会が献金を代償として信者に与えた罪の一時的な免除証書のことを言い、免罪とは意味合いが違います。

免罪と冤罪は正反対

読み方は似ていますが意味は全く正反対です。

免罪は罪を犯して有罪になっている人が罪を許されることで冤罪は罪を犯していないのに有罪になることなので正反対の言葉です。

冤罪は適応するケースはありますが、免罪が適応するケースはまれです。

普通使う場合でも免罪はあまり使用する機会はなく冤罪の言葉の方が使用する頻度が多いので混同しないようにしてください。

免罪より冤罪が重要

冤罪事件で起きやすいのは(痴漢冤罪)。

この場合、やってないことを証明するのは非常に難しいのです。

実際冤罪事件に巻き込まれると冤罪と確定して相手を訴えたとしても慰謝料は少額で失われたものの方が大きいことがほとんどなので怪しいと思ったら証拠や証人を確保し冤罪と証明できることが重要です。

逆に罪を犯して免罪が適応されることはほとんどないそうです。

おすすめの記事