テレビで海の生き物を撮影している時に、マンタが大群で泳いでいる映像を見ることがあります。
これは、餌のプランクトンが大量に発生している場所に集まって集団で餌を捕食するそうなのです。
マンタに関してははっきりとした生態が解明されていないのですが似た魚でエイとの違いは分かっているのでエイとマンタの違いを見てみました。
ひとつの違いはエイは毒を持っている、マンタは毒を持っていないということ、他にもいろいろあります。
(エイ)とは
エイは基本的に海底に暮らしており、泳ぎ続けることはありません。
エイは固い顎を持っており、魚や貝類を噛み砕いて食べます。
マンタは羽ばたくように泳ぎますがエイは側ヒレを波打つように動かして泳ぎます。
海底で暮らしているのでエイの仲間には砂に潜って餌が通るのを待ったり、危険を避けるために隠れたりするためです。
(マンタ)とは、
マンタの名前の由来はスペイン語でマントを意味します。
マントのように大きくゆったりとした体をしていることからマンタと呼ばれています。
マンタは(オニイトマキエイ)と(ナンヨウマンタ)の2種類がいます。
マンタは回遊魚で泳ぐことでエラに海水を通して呼吸しなければならないので泳ぎ続けなければなりません。
生息地は熱帯、亜熱帯海域、サンゴ礁周辺。
体長3~5m、主にプランクトンや小魚を食べています。
エイとマンタの一番の見分け方
エイとマンタの一番の見分け方は口がどこについているかという点を見ればいいのです。
エイの口は体の下に付いており、海底や砂地にいる貝類や甲殻類などを探して捕食するのに適しています。
マンタの口は前に付いています。
これは、オキアミやプランクトン、小魚などを吸い込みやすいように前に付いています。
基本的に回遊しながら餌を捕食するので海水と一緒に飲み込んでしまうために前に付いています。
エイとマンタは食べれる?
スペインや台湾などではマンタ料理は大人気のようです。
マンタはさっぱりとした味で柔らかく食べやすく、エイは刺身や煮物にして食べるのがよく食べられているそうです。
少し臭みがあり、好き嫌いが分かれるそうですが、酒に着けておくと臭みが取れて食べやすいようです。
タイ南部では普通に料理の材料として使われているそうです。
他にも味噌汁や唐揚げにして食べる方法もあります。
日本ではエイヒレの一夜干しのような酒のつまみがよく知られています。