「あらかじめこうなるだろうということが予想できる状況で、本当にその予想通りの状況になる」という意味で、何の面白みもないような、そういう意味を込めて使うケースもあります。

誰もが予想できることに関して、その予想通りになってしまうことに対しての皮肉を込めて使うので、予定調和というのは否定の意味が含まれた言葉であると言えます。

「予定調和」の意味

予定調和というのは、あらかじめ最終的な結末が予想できるものに関して、本当にその予想通りの結末を迎えるようなときに使います。

誰が見てもこうなるだろうと事前に分かってしまうようなときというのは実際にありますけど、そのようなケースではまさに予定調和と言えるような状況となっているので、皮肉を込めてそういう言葉を使うことがあります。

「予定調和」の使い方

誰もが予想できるような結末のときに使うものですから、例えば多くのドラマや漫画などは最終的にハッピーエンドで終わることが多いです。

それが当たり前のような状況になっているものの、それは別の言い方をすれば、完全に予想できてしまう面です。

具体的な状況までは予想できなくても、どうせハッピーエンドなんでしょ?ということは分かりますし、そういったときには予定調和という言葉を使います。

実生活で言えば、例えばこういったものに対して使うというのを覚えておきましょう。

「予定調和」の例文

「うちの学校では生徒会長を選挙で選出するんだけど、信任投票の場合には基本的に支持しないときは自分が立候補しないといけないことになっているのです。

だから、みんな支持をすることになり、事前に立候補した候補者がそのまま生徒会長に決まるという、誰もが予想できる結果になってしまうのです。

予定調和すぎて選挙の意味がないですよ。」

予定調和はがっかり感のある言葉

予定調和というのは、誰が見ても予想できる結末にそのままなってしまうという状況であり、その状況に対して皮肉を込めて使う言葉です。

要するにがっかりしたという気持ちが感じられる言葉なのです。

事前に全てを予測できてしまうことはつまらない状況であり、少しでも期待を裏切ってほしいという思いがある際に使われるという特徴もあります。

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