貢献は「何かの物事の達成や利益を出すことができた際に、特定の人間などの力が役に立つこと」。
結果的に利益と言えるような状況を生み出すに至ったときに使うことが多いです。
寄与は「何かの物事の達成に際して、特定の人間などの力が役に立つこと」。
結果的に利益になるような状況は必要なく、何かの達成に際してかかわった部分があれば寄与という言葉を使います。
「貢献」の意味
貢献とは、物事の達成や利益を出すことができた際において、特定の人間などの力が役に立つことです。
何かしらを達成した結果、社会や特定の団体などに利益が生じた際に寄与という言葉を使います。
単に役に立っただけというときであれば、貢献よりは寄与の方が合っていると言え、実際に貢献という言葉を使うシーンは思ったほど多くないかもしれません。
「寄与」の意味
寄与とは、物事の達成において特定の人間などの力が役に立つことです。
結果的に利益などを生むか?どうかは関係なく、何らかの達成において役に立った、力になることができたという事実があればそれで足ります。
したがって、寄与の方が現実的に使うことが可能なシーンというのは多くあると言えるので、そこは覚えておくと良いでしょう。
「貢献」と「寄与」の用法や用例
「俺のアイデアが採用され、結果的にヒット商品の誕生につながった。
俺の力が会社の業績アップに貢献することになるとは、夢にも思わなかったよ。」
「この前おばあさんが重そうな荷物を抱えていたから、少しの間持って歩いてあげることにしたんだ。
そういった心がけによって、おばあさんの肉体的負担を軽くすることに寄与できたと思う。」
貢献と寄与の差は小さい
貢献と寄与という言葉は特定の物事を達成するときに力になることができるという点であり、その点に関しては共通しています。
しかし、貢献は結果的に利益が生じたようなケースに使うことが多いと言え、そこで寄与とは微妙に差があると言えるのです。
ただ、現実的にはほとんど同じ意味の言葉として使っている人が多いと思われるのです。