「不要」すなわち必要ではないことと、「不急」急ぎではないという意味で、重要ではなく急ぎでもないという事柄を示します。
最近、テレビなどで「不要不急の外出を自粛するように」という文言があり、知名度が上がってきました。
不要と不急の判断基準は人それぞれですが、仕事や生活に必要なものを買いに行くことは認められています。
「不要不急」の意味
一般的には必要性がない、今日でなくても良い(急ぎではない)という意味になります。
例えば仕事は生活するために必要で、今日仕上げなければならない書類などがあるから不要不急には入りません。
では、映画などの娯楽はどうでしょう?
見なければならないほどの必要性はなく、今日でなくても観られるのなら不要不急の用事に入るのです。
「不要不急」の使い方
不要不急という言葉は漠然としていて、人によって意味の解釈が異なるでしょう。
言葉の意味では、大して重要でない事柄をあらわす時に使います。
後に続ける言葉によってさまざまに意味が変化し、不要不急の外出なら大して重要でない外出、不要不急の用事なら特に必要性がなくいつ取り組んでもよい用事という表現で使うのです。
「不要不急」の例文
「不要不急」の例文です。
例1.新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、週末の不要不急の外出を自粛するよう要請する。
例2.その案件は不要不急だから、暇な時に目を通しておいてくれればいいよ。
例3.不要不急だからとほおっておいたが、今になって必要になってきた。
例4.彼女とのデートは不要不急の用事ではなく、僕にとっては必要不可欠なことなんだ。
不要不急の意味と使い方は人それぞれの判断による
不要不急とは「不要」と「不急」の両方の意味を含みます。
必要でなく急ぎでもない、すなわち、それほど重要ではないという事柄や用事をあらわすのです。
自分にとって不要不急と思える事が、他の人にとっては必要なこともあります。
人それぞれの重要度がありますから決まりを作らず、自分なりの指針と判断で円滑な人間関係を築きたいものですね。