人柄は「人としての品格のこと」。

人それぞれの人としての格という言い方ができることから、優劣を感じられるような部分とも言えます。

人間性は「人としての本性のこと」。

その人の本来の姿のことであり、目に見える部分などではなく、普段のその人の姿という言い方ができます。

隠しているものを取っ払ったときに見えるものということなのです。

「人柄」の意味

人柄とは、人としての品格のことであり、品格がどれだけ高いか?低いか?というのを見極める部分となります。

つまり、優劣を判断したり、順位付けをすることができる部分とも言えるのです。

しかしながら、どういった人柄がどれだけの品格と言えるのか?に関しては曖昧であり、明確な基準のようなものは存在していないとなるのです。

「人間性」の意味

人間性とは、その人の本性の部分であり、その人らしさが見える部分とも言えます。

人間というのは他人の前では着飾ったりして、本性を隠す場合が多いですけど、そういったケースでは人間性は見られないと言えます。

つまり、人間性をチェックすることができる場面は限られており、他人に自分の人間性を一切見せないという人もいるということになります。

「人柄」と「人間性」の用法や用例

「あの人の人柄はかなりのものだと思う。

あの人柄を超えられる人はなかなかいない。

それくらいに品格が高く、惚れ惚れしてしまうほどの人柄の良さだよ。」

「俺は人前では几帳面な人でいるつもりだけど、家に帰って一人でいるときにはかなりだらしない生活をしている。

部屋の中なんて散らかしっぱなしだし、人間性なんてそう簡単に分からないものだよ。」

人柄はにじみ出るもので人間性は見えないもの

人柄というのは人としての品格を表すものであり、その人から見える部分から判断することになります。

しかし、人間性というのはその人の本性の部分と言えるので、本性をそのまま普段から発揮する人はほとんどいないということを考慮すれば、人間性というのは基本的には見えないものであると言えるので、人柄は判断しやすいですが、人間性は判断しづらいと言えます。

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