かけうどん、素うどん。

この言葉を聞くと具が何も入っていないシンプルなうどんを思い浮かべます。

具、と言ってもネギやかまぼこくらいのものがのっているだけでしょう。

でも何故言い回しが違うのでしょうか?調べてみました。

かけうどんは、熱いだし汁をうどんにかけたかけたものです。

ただ単に掛け、とも呼びます。

素うどんはだし汁を掛けただけのうどん。

……あれれ、意味が一緒ですね。

もう少し調べてみました。

かけうどんとは?

先程も書いた通り、かけうどんはうどんに熱い汁をかけただけのうどんです。

だから、(熱い汁を)かけ(た)うどんと言うのでしょう。

何も入っていないシンプルなおうどんも美味しいですよね。

話が逸れました。

素うどんもかけうどんも一緒と思いきや、かけうどんは何と関東での名称でした。

そしてもう一つ、素うどんとは違うところがありました。

それは後述しますね。

素うどんとは?

そして、素うどん。

こちらもうどんに熱い汁をかけたものです。

お察しの良い方だともうお気づきでしょう。

そう、素うどんは関西での名称なのです。

何にも入っていないから素のうどん。

だし汁の旨味だけを味わえる美味しいおうどんです。

かけうどんと素うどんは地方によって名称が違いました。

先程も書いた通り、もう一つ違うものがあるのです。

○○が違う!

かけうどんも素うどんも、何も入ってないシンプルなうどんだから、だし汁の旨味がはっきりとわかりやすいです。

そう、だし汁がかけうどんと素うどんでは異なるのです。

かけうどんは関西の名称であるため濃い目の味で、だし汁にカツオと濃口醤油を一般的に使用します。

一方素うどんは薄めの味で、だし汁に昆布と薄口醤油を使用します。

味も異なりますが、関東のかけうどんは濃口醤油を使うためだし汁の色が濃く、関西の素うどんは薄口醤油を使うためだし汁の色が薄いです。

どちらも意味は一緒

かけうどんと素うどん、どちらも意味は同じではありますが、地方によって名称が異なりました。

そしてだし汁の味も異なります。

皆さんはかけうどんと素うどん、どちらがお好きでしょうか?だし汁の味を楽しめるシンプルなうどんであるかけうどんと素うどん。

シンプルすぎてちょっぴり物足りないかもしれませんが、是非、だし汁の味を味わってみてはいかがでしょうか。

おすすめの記事