筆が滑るは「書かなくていいことをつい書いてしまうこと」。
実際にあり得る状況でしょう。
普段の生活でも使っていくことがしやすい表現であると評価できます。
口が滑るは「言う必要がないこと、言ってはいけないことを口にしてしまうこと」。
筆が滑るの意味に近いですが、こちらは話をするときに使用する言葉となっています。
「筆が滑る」の意味
筆が滑るとは、書かなくていいことをつい書いてしまうことです。
そのようなシーンは現実的に考えられます。
しかし、こういう言い方はあまり使われていない状況なので、見聞きしたことがある人はかなり少なくなっていると言える可能性があるでしょう。
だから、使いづらいと感じられる可能性もありますし、馴染みも感じづらいです。
「口が滑る」の意味
口が滑るとは、言う必要がないこと、言ってはいけないことを口にしてしまうことです。
意味は筆が滑るに近くなっているものの、こちらは話をしている状況で使用するので、そこに関して違いがあると言えますから、しっかりと覚えておきましょう。
基本的にはこちらの方が使用頻度は高くなっています。
よく見聞きする言い方です。
「筆が滑る」と「口が滑る」の用法や用例
「筆が滑ってしまうことで、自分の秘密などがバレてしまうことがあるかもしれない。
何かを書いているときには、その内容面についてはしっかりと注意した方がいい。」
「口が滑ってしまうことはたまにあるだろう。
言う必要がないことまで話してしまい、不都合な状況が起きてしまうことはよくあるんじゃないかと思えてくるんだ。」
筆が滑ると口が滑るは意味で一応区別ができる
筆が滑ると口が滑るについては、意味は似ている箇所があります。
しかし、両者は全く同じ意味ではなく、区別できる部分もあるので、そこは覚えておいた方がいいでしょう。
ただ、基本的には口が滑るの方が使用頻度は高いです。
筆が滑るという言い方はたいていの人は知らない状況ですし、どうしても知名度が低いという状況があります。