「責める」は、罪・過失・違約などを非難することです。
英語では「reproach」「scold」「blame」で表されます。
口に出して責める場合「reproach」「scold」を使います。
「相手に責任があると思っている」場合「blame」です。
「人の違約を責める」は「call a person to account for breaking his promise」です
「咎める・とがめる」は、過ちや罪などを取り立てて責めることです。
英語では「blame」「censure for」「find fault」「reproach」「rebuke」で表されます。
「彼は無断欠勤を咎められた」は「He was taken to task for being absent without permission. 」です。
「責める」の意味
「責める」は、以下のような意味です。
①罪・過失・違約などを非難することです。
「とがめる」「なじる」と同じ意味です。
②しきりに要求することです。
厳しく催促することです
③苦痛を与えることです。
痛めつけることです。
以下のように使います。
不心得な行為を責める 容疑者を責める 不実を責める 怠慢を責める 借金取りに責められる 子供に責められておもちゃを買い与える
「咎める・とがめる」の意味
「咎める・とがめる」は、以下のような意味です。
①過ちや罪などを取り立てて責めることです。
「非難する」と同じ意味です。
②あやしいと思って問いただすことです。
③傷・腫物などを刺激して悪化させることです。
④悪いことをしたと思って心が痛むことです。
以下のように使います。
不注意を咎められる 良心が咎める 警察官にとがめられる 不実をとがめる 怠慢をとがめる
関連語
「責め付ける」は、極めて厳しく責めることです。
「仕事のミスを責め付ける」のように使います。
「責め立てる」は、しきりに責め立てることです。
休む間もなく厳しく責め立てることです。
「借金を責め立てる」のように使います。
「難じる」は、欠点を取り上げて、相手を悪く言うことです。
文章語です。
「難ずる」ともいいます。
「失敗を難じる」のように使います。
「責める」は 罪・過失・違約などを非難すること、「咎める・とがめる」は 過ちや罪などを取り立てて責めることです。
「責める」「咎める・とがめる」「詰る・なじる」「追及」は、類語です。
「詰問」「難詰」「吊るし上げる」「締め上げる」「責め付ける」「責め立てる」「難じる」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「過失や悪い点などを責め非難すること」です。
「責める」は、相手の過失や悪事などを非難することです。
「咎める・とがめる」は、相手の過失や悪事などを非難することです。