万・マンは「万の呉音のこと」。
「億万」と言い換えると分かりやすい。
万・バンは「万の漢音のこと」。
「万国」と言い換えると分かりやすい。
呉音「マン」より漢音「バン」の方が寄り多くの言葉に使われています。
しかし、「マン」も親しみのある言葉に使われています。
「万一、万病、万引き、数字の位」など馴染みの言葉です。
「万・マン」は呉音の発音のこと
「万・マン」は呉音になります。
使用例は「万年平社員、スーパーの万引き犯、三河万歳は漫才の原形、宝くじが当たり億万長者、万札は一万円札のこと、一万両、競馬の万馬券、万一の備え、風邪は万病の元、一十百千万億、万力、万華鏡」などがあります。
「万」は10,000の数のことですが、数が非常に多いことも言います。
また、「万字」を「卍、卍字」と言うこともあります。
「万・バン」は漢音の発音のこと
「万・バン」は漢音です。
使用例は「万国博覧会、万能薬、万策尽きた、万感の思い、万歳三唱、万骨枯る、万事休す、森羅万象、万障繰り合わせて、万世一系、万全の装備、万物流転、万雷の拍手、万里の長城、万死に値する」などがあります。
四字熟語では「万古千秋、万夫不当、万里同風、万古不易、万物斉同、万能一心」などがあります。
「万」の訓読みなど
「万」の訓読みは「よろず」です。
「福祉に関する万(よろず)相談承ります」「万(よろず)屋」と使われます。
「万」の語源は「浮草の象形文字、サソリの象形文字」などと言われ「萬」の略字として使われてきました。
「マ」は「万」の一画目と二画目から作られた片仮名です。
難読熟語は植物の「万年青(おもと)」があります。
「万・マン」と「万・バン」
「万・マン」は呉音の発音のことです。
「万年、万引、三河万歳、億万長者、万札、一万両、万馬券、万一、万病、万力、万華鏡」などの使用例があります。
「万・バン」は漢音の発音のことです。
「万国、万能、万策、万感、万歳、万骨、万事、万象、万障、万世、万全、万物、万雷、万里、万死」などがあります。
また、「万」は「よろず」と読み、「萬」の略字、「マ」の元字でもあります。