廃帝は「強制的に退位することになった天皇や皇帝のこと」。
このような意味なので、使うことができるシーンはほぼないでしょう。
言葉の知名度もかなり低いです。
廃位は「強制的に君主を退位させること」。
廃帝の意味にそこそこ近いという言い方ができるでしょう。
こちらは君主に対して使っていきますから、そこは知っておきたい部分です。
「廃帝」の意味
廃帝とは、強制的に退位することになった天皇や皇帝のことです。
天皇や皇帝に対して使っていくことが多いですが、何らかの理由で辞めざるを得なくなった、退位しないといけなくなったケースで使っていきます。
このようなケースはないことはないものの、数としては多くないでしょう。
そんなに見られない状況ではないかと思われます。
「廃位」の意味
廃位とは、強制的に君主を退位させることです。
強制的に退位しないといけない状況になるケースで使っていく言葉ですから、意味としては廃帝にかなり近くなっています。
意味において、区別をしていくことは難しいと言えるでしょう。
廃位の方が知名度は高くなっていると言える可能性があるので、そこも頭に入れておくといいでしょう。
「廃帝」と「廃位」の用法や用例
「廃帝になるような状況はそんなに多くは見られないが、全くないわけではない。
何らかの理由でそういう状況になってしまうケースは一応あり得ると評価できるだろう。」
「廃位になるような状況は滅多にないから、実際にそういう光景を見るようなケースは少ないはずだ。
だから、こういう言葉を使うことができる機会もそんなに多くないだろう。」
廃帝と廃位は知名度が異なる
廃帝と廃位については、意味はそれなりに似ています。
ともに退位をしないといけないケースで使っていく言葉であり、強制的であるという点は重要なポイントになります。
ただ、廃位は聞いたことがある人もそれなりにいそうですけど、廃帝に関しては、知っている人はそんなに多くないと言える可能性があるので、そこは重要でしょう。