「走り書き」は、筆を走らせて文字を続けざまに書くことです。

英語では「scrawl」「scribble」で表されます。

「紙に住所を走り書きした」は「He dashed off his address on sheet of paper. 」「He scribbled his address on sheet of paper. 」です。

「崩し書き」は、草書または行書で書くことです。

英語では「Cursive-style-writing」で表されます。

「崩し書きする」は「write in cursive style」です。

「なぐり書き」は、急いで乱暴に書くことです。

英語では「scrawl」「scribble」で表されます。

「彼はなぐり書きの手紙をよこしただけだ」は
「He sent me only one letter he had scribbled in haste. 」「He sent me only one letter he had dashed off in haste. 」です。

「走り書き」の意味

「走り書き」は、筆を走らせて文字を続けざまに書くことです。

また、一息に急いで書いたものです。

「はやがき」ともいいます。

浄瑠璃(心中天の網島)に「走り書きの謡の本は近衛流」とあります。

以下のように使います。

走り書きのメモを残す 住所の走り書きだ

☆scrawl
自動詞の意味は「なぐり書きする」「落書きする」です。

「彼はペンをとるとさっとメモを書いた」は「He grabbed a pen and scrawled a quick note. 」です。

「くずし書き」の意味

「崩し書き」は、以下のような意味です。

①文字を略して書くことです。

また、その略した文字です。

「略字」のことです。

②草書または行書で書くことです。

また、その文字です。

以下のように使います。

崩し書きなので読みにくい この古文書は崩し書きで書かれている

☆cursive-style-writing
形容詞・名詞です。

「草書体」という意味です。

「草書体は文字と文字とをくっつけて書く方法です」は「Cursive is the technical writing with the letters jointed together. 」です。

「なぐり書き」の意味

「なぐり書き」は、書画・文章などを乱暴に、または無造作に書くことです。

また、その書いたものです。

急いで乱暴に書くことです。

以下のように使います。

要旨を黒板になぐり書きする 幼児の絵はなぐり書きに見える

☆haste
名詞です。

「急ぐこと・迅速」「あわてること・性急・軽率」です。

「harry」より堅い語です。

「目的に向かって急ぐ」という意味です。

「彼女はあたふたとここを去った」は「She left with haste. 」です。

「走り書き」は 筆を走らせて文字を続けざまに書くこと、「崩し書き」は 草書または行書で書くこと、「なぐり書き」は 急いで乱暴に書くことです。

「走り書き」「崩し書き」「なぐり書き」は、類語です。

共通する意味は「崩した文字の書き方、また、その書かれたもの」です。

「走り書き」は、続けて早く書くことです。

「崩し書き」は、行書や草書体で書くことです。

「なぐり書き」は、急いで乱暴に書くことです。

☆scribble
自動詞の意味は「なぐり書きする」「落書きする」です。

「彼女は余白にメモを走り書きした」は「She scribbled some notes in the margin. 」です。

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