「国民意識」と「国民感情」の違い・意味と使い方・由来や例文

国民意識は「国民としての意識のこと」。

全体的な意識を意味することが多いのではないかと思われます。

あまり使用されていない表現になると言えるでしょう。

国民感情は「国民としての感情のこと」。

たいていはある出来事に対しての世間一般の感情という意味で使われます。

マイナスの感情を抱いていると思われるシーンで使われやすいです。

「国民意識」の意味

国民意識とは、国民としての意識のことです。

国民全体の意識のような意味で使っていくことができます。

ただ、全体の意識ではあるものの、それを評価するときには、どうしても主観的な判断が含まれると言えるので、そこは知っておいてほしいです。

たまに見聞きする表現ですが、知名度はそこまで高くはないと言えるかもしれません。

国民感情とは、国民としての感情のことです。

国民意識の意味に近いです。

何らかの出来事における、国民の感情という意味であり、多くの人たちが思っていることという意味で使われることが多いでしょう。

ただ、こちらもそれを評価するときには、主観的になってしまう面はどうしてもありますから、そこは理解しておいてほしいです。

「国民意識というのは、時代ごとに変わるものだ。

したがって、かつて正解とされていた価値観は、その後の時代でおかしいという扱いになる可能性もある。」

「今回の出来事に関しては、国民感情としては怒りを抱いている状況ではないかと思われる。

そのような雰囲気を存分に感じられる雰囲気が存在していると言えるだろうな。」

国民意識と国民感情については、意味は似ている箇所があります。

そこまで大きな違いはなく、区別しづらい状況であると言えるでしょう。

そこはまず知っておくべきです。

しかし、知名度的には国民感情の方が高くなっていると言えるでしょう。

こちらの方が知っている人は多く、使われやすい表現になると言えると思われるのです。