「内心」は、表面には出さない気持ちです。
英語では「one’s mind」「the bottom of one’s heart」で表されます。
「内心では断るつもりであった」は「His real intention was to refuse. 」です。
「内心の動揺を隠せなかった」は「He was not able to conceal his inward agitation. 」です。
「心底・しんそこ」は、本心です。
英語では以下の様に表されます。
「心底あきれた」は「I was absolutely shocked」「I was flabbergasted. 」です。
「彼女に心底惚れている」は「He is deeply in love with her. 」「He is head over heels in love with her. 」です。
「肺腑」は、心の奥底です。
転じて「急所」を意味します。
英語では以下のように表されます。
「肺臓」という意味の場合「the lungs」を使います。
「肺腑をえぐるような叫び」は「a heartrending cry」です。
「息子の忠告は彼の肺腑をついた」は「His son ‘s advice touched him deeply. 」です。
「内心」の意味
「内心」は、以下のような意味です。
①表面には出さない気持ちです。
「心の内」「心中」と同じ意味です。
②数学に於いて、三角形、その他の多角形の内接円の中心をいいます。
三角形では三つの角の二等分線の交点です。
以下のように使います。
内心を打ち明ける 内心を問いただす 内心はらはらして見ていた
☆flabbergast
他動詞です。
「びっくりさせる」「びっくり仰天させる」「面くらわせる」という意味です。
「私はその結果にすっかり面食らってしまった」は「I’m totally flabbergasted with the results. 」です。
「心底・しんそこ」の意味
「心底・しんそこ」は、以下のような意味です。
①心の奥底です。
本心です。
「しんてい」と同じ意味です。
②副詞的に用いて、「心の底から」という意味です。
以下のように使います。
心底から思う 心底憎む 心底惚れた 心底嬉しい
☆heartrending
形容詞です。
「胸を引き裂くような」「悲痛な」という意味です。
「胸を引き裂くような話」は「a heart-rending story」です。
「肺腑」の意味
「肺腑」は、以下のような意味です。
①肺臓です。
②心の奥底・心底です。
転じて「急所」を意味します。
③骨肉のあいだがらです。
「みうち」と同じ意味です。
以下のように使います。
肺腑をえぐられる思いがする 肺腑をつく
☆関連語
「胸奥・きょうおう」「心奥・しんおう」「心底」「腹心」いずれも、胸・心の深いところです。
硬い文章語です。
「胸奥に秘めた思い」「心奥を明かす」「心底を見抜く」「腹心の病」のように使います。
「腹心」は「腹心の部下」のように、「信頼できること・その人」という意味でも使われます。
「内心」は 表面には出さない気持ち、「心底・しんそこ」は本心、「肺腑」 は心の奥底です。
転じて「急所」を意味します。
「内心」「心底・しんそこ」「肺腑」は、類語です。
「胸奥・きょうおう」「心奥・しんおう」「心底」「腹心」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「心の奥の深いところ」です。
「内心」は、副詞的に用いて「心中では」という意味でも用います。
「心底・しんそこ」は、副詞的に用いて「心から」という意味でも用います。
「肺腑」は、多くに場合、「急所」という意味で用います。