指南は「教え導くこと」。
指導するといった言い方もできるでしょう。
指南という言い方はそこそこ使われるものになるので、知っている人は多くいると思われます。
指針は「向かうべき方向を示すときの基準のこと」。
特定の方向に向かわせるための基準なので、教え導くという言い方もできますし、指南の意味にやや似ていると言えます。
「指南」の意味
指南とは、教え導くことです。
誰かを指導するような場面において、使っていくケースが多い表現になるでしょう。
指南と言える状況はそこそこ見られますし、使用できる機会はそれなりに多いという言い方ができるはずです。
ただ、そこまで頻繁に使用されるわけではなく、たまに見聞きする程度なので、実際はそういう状況であると言えます。
「指針」の意味
指針とは、向かうべき方向を示すときの基準のことです。
どんな方向に向かっていくべきか、どこを目指すべきかというケースにおける基準を意味する言葉であり、指針に向かって進んでいくという言い方ができるので、教え導くと言える面もあるのではないかと思われます。
したがって、指南と意味はそれなりに似ており、同じような使い方ができます。
「指南」と「指針」の用法や用例
「得意なことであれば、指南をするというのは現実的ではあるけど、苦手なことについては、そういうのは無理だろうな。
だから、これについて教わるなら他の人の方がいいと思うんだよ。」
「指針があることで、日々の行動における基準が存在していると言えるわけだ。
したがって、目指す方向がはっきりとしているという意味では、便利と言える。」
指南と指針については意味は割と近い
指南と指針については、意味はそれなりに近いと言えるでしょう。
明らかな意味の違いはないので、そのような部分で区別をしていくことは厳しいです。
ただ、指針の方がどちらかと言えばメジャーであり、そこはポイントになります。
指南は相対的にマイナーと言える可能性があるのではないかと思われるので、そこは知っておきましょう。