腰が据わるは「落ち着いて物事をすること、職業などが持続していること」。
どちらの意味でも使うことができますから、いろいろなシーンにおいて使いやすい言い方になると言えます。
肝が据わるは「落ち着いている、滅多なことでは動じないこと」。
腰が据わるの意味にやや似ている部分がありますけど、全く同じ意味ではないと言えます。
「腰が据わる」の意味
腰が据わるとは、落ち着いて物事をすること、職業などが持続していることです。
どちらの意味でも使っていくことができますが、後者の意味で使用されることが多いかもしれません。
つまり、特定の仕事をずっと続けている、職を転々としていないと言えるようなシーンで使用することが多いので、そこについては覚えておいた方がいいです。
「肝が据わる」の意味
肝が据わるとは、落ち着いている、滅多なことでは動じないことです。
腰が据わるに表記は似ているものの、意味は同じではありません。
同じような意味はありますけど、違う意味もあるので、そこは知っておいてほしいです。
腰が据わるもそこそこメジャーですが、こちらもそれなりに知名度が高い言い方になるので、そこは知っておきましょう。
「腰が据わる」と「肝が据わる」の用法や用例
「ようやく腰が据わった状態になったと言える。
今まではアルバイトをいろいろとやってきたが、ようやく正社員として働くことができるようになったわけだ。」
「肝が据わっている人の場合には、滅多なことでは驚いたり、気が動転したりしない。
落ち着いていることがしやすい状況であると言えるから、そこは重要であるだろう。」
腰が据わると肝が据わるは意味で区別ができる
腰が据わると肝が据わるは表記はそれなりに似ていると言えるものの、意味は同じではないでしょう。
したがって、両者はそこで一応区別ができます。
ただ、これらの表現はともに落ち着いているという部分があるため、似ている箇所もあるわけですが。
一般的には肝が据わるの方がメジャーであり、腰が据わるは相対的にマイナーです。