「毛頭ない」と「毛ほどもない」の違い・意味と使い方・由来や例文

毛頭ないは「全くないという意味のこと」。

何かを強く否定するときに使う言葉になります。

有名な言い方なので、いろいろなシーンで見られる表現であると言えます。

毛ほどもないは「全然ないこと、これっぽっちもないこと」。

こちらも強く否定するシーンで使う言葉になるので、意味は毛頭ないに近いです。

しかし、マイナーな言い方になります。

「毛頭ない」の意味

毛頭ないとは、全くないという意味のことです。

何かが全くないということで、強く否定するという意味合いが込められています。

こういう表現はそこそこメジャーであり、知っている人も多くいると言えるはずです。

ただ、実際に使用する人はそんなに多くないかもしれません。

見聞きする機会はやや限定的であると評価できるのです。

毛ほどもないとは、全然ないこと、これっぽっちもないことです。

意味としては毛頭ないに近いと言えるでしょう。

同様のシーンで使いやすい表現になると思われます。

でも、毛ほどもないという言い方はそんなに頻繁には使用されない状況です。

知名度は相対的に低いため、あまり知られていない表現になると評価できると思われます。

「今のところはこの会社を辞める気持ちは毛頭ないと言える。

労働時間や給料、そしてやりがいの部分においてかなり満足できている状況だから、辞める理由は特にない。」

「あれだけ勉強をしてきたのだから、赤点はまず回避できるはずだ。

そういった点数をとる可能性は毛ほどもないと言えると思う。

でも、油断しないようにすべきだな。」

毛頭ないと毛ほどもないは表記はかなり近いです。

また、意味もそれなりに近いと言えます。

だから、両者は区別しづらい面があるのです。

しかし、これらの表現は知名度には大きな差があり、使用頻度が異なっていると言えるのです。

だから、区別できる箇所は一応ありますし、そういったところに関して覚えておくといいと思われます。