「部内」は、官公庁・会社などの部の内部です。
英語では「the inside」「in a department」「in a faculty」「in a school」「in a club」で表されます。
「組織の部門」という意味の場合「a department」を使います。
「大学の学部」という意味の場合「a faculty」「a department」です。
「医学部」という意味の場合「 a school」です。
「クラブ」という意味の場合「 a club」です。
「彼は部内きってのやり手だ」は「He is the most capable man in the department. 」です。
「内部」は、その組織の中です。
英語では「the interior」「the inside」で表されます。
「リンゴは中(内部)の方が腐っていた」は「The apple’s rotten on the inside. 」です。
「その家の外はみすぼらしいが、中(内部)はきれいだ」は「Though the house looked shabby from the outside, it was fine on the inside. 」です。
「内部の人は口が堅い」は「Those on the inside are reticent. 」です。
「部内」の意味
「部内」は、以下のような意味です。
①官公庁・会社などの部の内部です。
その組織・機構の内部です。
ある関係者の間です。
②令制での地方行政区画の内です。
反対語は「部外」です。
以下のように使います。
部内の意見を調整する 部内の足並みをそろえる 部内会議
☆faculty
原義は「動かす力」→「能力」→「能力・特権を持つところ」→「学部」と変化しました。
名詞です。
「才能」「機能・能力」「学部・教授陣」「同業者団体」「権限・特権」という意味です。
「法学部」は「the faculty of law」です。
「文学部」は「the faculty of letters」です。
「内部」の意味
「内部」は、以下のような意味です。
①内の部分です。
「内側」と同じ意味です。
②その組織の中です。
反対語は「外部」です。
以下のように使います。
内部の人間の犯行 内部から機密が漏れた 会社内部に不満の声がある 政府内部にも賛否両論ある 内部の事情 内部感覚 内部環境 内部監査 内部工作
☆内部感覚
身体内部の感覚です。
運動感覚・平衡感覚・内臓感覚の総称です。
漢字の関連語
「内」
字義は「いる・いれる」「うち・中」「うちうち・密かに」「したしむ・だいじにする」です。
解字では、「冂+入」で構成されます。
「冂」の部分は「家屋の形」を表します。
「入」の部分は「入る」を表します。
これらにより「家に入る」を表し「入った中・うち」を意味します。
史記(項羽本紀)に「交戟之衛士、欲止不内」とあります。
訳は「交戟の衛士、止めて入れざらむと欲す」です。
「部」
字義は「すべる・統括する」「わける・区分する」「くみ・ぶ」「地方行政区画の通称」「つかさ・役所」「むれ・集落」です。
解字では、「?+?」で構成されます。
「?」の部分は「剖」に通じ、「わける」を表します。
「?」の部分は「邑・むら」を表します。
「邑・むら」の字義は「むら」「みやこ」「知行所」「うれえる」「ものの形容」です。
これらにより「集団を分ける」を意味します。
「部内」 は官公庁・会社などの部の内部、「内部」は その組織の中です。
「部内」「内部」は、類語です。
共通する意味は「組織などの内側」です。
「部内」は、ある組織や機関などの内(うち)の意味です。
多くの場合、会社・官公庁などの部の内をいいます。
「内部」は、ある組織や集団の内(うち)の意味です。
ある組織や集団の属する範囲内をいいます。
☆inside
基本義は「内側に」です。
名詞の意味は「内側・内部」です。
「食器棚の内部」は「the inside of a cupboard」です。
「ドアは内側から鍵がかけられている」は「The door is locked from inside. 」です。