黒闇は「暗い闇のこと、迷いの闇のこと」。
普通に日常的に使うことができる意味もありますが、迷いの闇という意味もあり、こちらは仏教用語であると言えるでしょう。
暗闇は「暗いと感じられる状況のこと、先の見通しが立たないこと」。
黒闇の意味に似ていますが、こちらは迷いの闇という意味は特にないので、そこは覚えておきましょう。
「黒闇」の意味
黒闇とは、暗い闇のこと、迷いの闇のことです。
後者の意味については、仏教において使われやすいと言えます。
実際、日常的にはほぼ見聞きしない言い方になるので、そこは理解しておいてほしいです。
また、知名度についてもそんなに高くない状況であると言えるでしょう。
だから、聞いたことがない人はそれなりに多くいるはずです。
「暗闇」の意味
暗闇とは、暗いと感じられる状況のこと、先の見通しが立たないことです。
前者の意味は黒闇にかなり近いと言えるでしょう。
でも、後者の意味もあります。
後者の意味はそれなりに特徴的と言えるので、そこは理解しておきましょう。
一般的には暗闇の方が使われやすいと言えると思われます。
使用頻度においても、一応違いはあると言えます。
「黒闇」と「暗闇」の用法や用例
「ここら辺は街灯がないから、黒闇と言えるような光景が広がっている。
したがって、かなり不気味であると感じられるし、早く家に帰りたいという気持ちが強いんだ。」
「人生においては暗闇が訪れることもあるが、そういう状況は少なからず誰もが経験するのではないか。
長い人生においては、そういう状況は十分に起こり得ると思うんだよ。」
黒闇と暗闇は意味において似ている部分はある
黒闇と暗闇はともに暗いと感じられるケースで使用できますから、そういった部分においては意味は似ていると評価できます。
ただ、両者は知名度に大きな違いがあるでしょう。
暗闇はかなり有名な言葉であると言えますが、黒闇は聞いたことがない人が多いと思われるのです。
両者はこのような部分で区別をしていくことが可能でしょう。