機能は「全体または全体を構成しているある部分の働きの事」です。

「役割」「用途」と言い換えると分かり易いです。

性能は「全体または全体を構成しているある部分が持っている能力の事」です。

「動作」「能力数値」と言い換えると分かり易いです。

機能はそれがどのような役割を全体または全体の中でしているのかを示し、性能はその役割がどの程度の能力を持っているのかを表しています。

機能は全体または部分がどのような役割を果たすのかを表します

機能はその物が持っている働きや役割を示すもので、具体的な言葉で表現される事ができます。

例えばコップの例では「手頃の大きさなので使いやすい」「持つところがあるので暑いものや冷たい物でも持てる」「金属なので衝撃に強い」「口が広いので飲みやすい」などが考えられます。

LED電球でいえば「熱くならない」「長時間もつ」などが機能です。

性能は数値で表せるそのものが持つ能力の事です

性能はそのものが持つ能力で数値化ができます。

コップの例では「容量は200ml入る」「大きさは高さが18cm、口径は12cm だ」がコップの持つ性能であり、LED電球では「耐久時間は40,000時間程度あり白熱球の40倍ある」「明るさは810lmで白熱球と変わらない」「消費電力は7.3Wと白熱球の8分の1程度だ」など具体的な数値が性能として表現されています。

機能は性能と紛らわしいですが、性能の上部に位置する概念として考えられます

機能は分かり易く言えばそのものの持つ働きや役割の事ですが、性能はそのものが持つ能力の事で数値化が可能です。

概念としては機能が上に位置していて性能は機能がどの程度の物か数値で説明するのでその下に位置します。

LED電球は耐久性がある事や省エネ商品というのは機能ですが、それを説明する40,000時間持つとか7.3Wの消費電力というのは性能になります。

機能も性能もそのものがどのような物かを説明する道具です

例えば「コップは飲むための道具です」。

というのはコップを表す概念ですが、機能は「コップはこのような便利な働きを持っています」と説明する事であり、また、性能は「コップは具体的にこのような能力を持っていてその数値はこうです」と概念や機能を細かく説明する物になります。

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