食指は「人差し指のこと」。
「人差し指」と言い換えると分かりやすい。
触手は「タコなどにある手のような突起のこと」。
「突起」と言い換えると分かりやすい。
「食指」は人差し指の別名ですが、ことわざに使われます。
「食指を動かす」と使いますが、「触手を伸ばす」と混同されていることが多い言葉です。
誤用は「食指を伸ばす」です。
「食指」は人差し指のこと
「食指」は「食べ物を取る時、必ず使う指」と言うことで「食」の字が使われています。
また、「人を指さすことに使う指」なので「人差し指」と言います。
「食指が動く」と言う言葉がありますが、「欲しくなる欲求が起きること」と言う意味です。
欲しいもの、欲しい人、欲しい地位など何かを自分のものにしたい欲望が起きることを言う言葉です。
「触手」は軟体動物が持つ長い手のようなもの
「触手」はタコやイカ、クラゲなどが持っている細長い手のような突起を言います。
エサを取ることやものをつかむことに使います。
「触手を伸ばす」と言う言葉がありますが、「欲しいものを手に入れようとすること」と言う意味になります。
「食指が動く」と意味は同じになりますが、「食指を伸ばす」と言う誤用が多い言葉になります。
「食指」は伸びないもの、伸びるのは「触手」
「食指」は人差し指のことで人の指ですから、伸びることはありません。
伸びるのは「触手」であり、「触手を伸ばす」と言う言葉があります。
ですから「食指を伸ばす」と誤用して「欲しいものがあること」と言う意味で使うのは意味が通りません。
また、反対に「触手を動かす」と言う言葉もありません。
正しいのは「食指を動かす、触手を伸ばす」です。
「食指」と「触手」とは
「食指」は人差し指のこと。
何か自分のものにしたい欲求が起きた時、「食指が動く」と使います。
「食指が伸びる」は誤用となります。
「触手」は軟体動物にあるエサなどをつかむ手のようなものです。
「触手を伸ばす」も何か欲しくなること」を意味しますが、「食指が動く」と意味が同じため、「食指を伸ばす」と間違えてしまいます。