教科は「学校などで習う範囲を大雑把にジャンル分けしたもの」。
教科書はだいたいそのジャンル分けの通りに揃っていることが多いです。
例えば国語、社会、理科などが教科になります。
科目は「学校などで習う範囲を細かくジャンル分けしたもの」。
現代文や古典などがそれにあたり、主に中学校以降になると登場する概念と言えるでしょう。
「教科」の意味
教科というのは、学校で習う勉強のジャンルを大きく分けたものであり、主に小学校で習うような授業名が教科にあたります。
国語、社会、理科といったものが代表的です。
その大カテゴリーの中に小カテゴリーとして科目という言葉があり、これは主に中学生以降で登場する概念と言え、より細かい勉強をしていくことになるのです。
「科目」の意味
科目というのは、学校で習う勉強を細かくカテゴリー分けしたものであり、中学生以降で登場する概念です。
小学校までは例えば社会として学んでいたものが、中学校では授業名は社会のままであっても、日本史や世界史という分野で学ぶことになり、高校に入ると日本史、世界史と完全に授業名が分かれます。
そういう概念が科目になるのです。
「教科」と「科目」の用法や用例
「教科で言えば、俺は社会が得意だ。
日本史も世界史も政治経済も、いろいろな科目に分かれるが、全般的に得意なんだよ。」
「理科に関しては、科目ごとに得意と苦手が分かれるな。
生物と地学は割と得意だけど、化学と物理はダメだ。
科目ごとに得意、不得意が分かれるとなると、俺は理科が得意なのか、苦手なのか、分からなくなるな。」
科目は高校以上になってから本格的に関係してくる
小学校はほとんどが教科でまとめられ、中学校も教科が中心ですが、一部で科目の概念が出てきます。
高校になると完全に科目ごとに分かれ、大学受験も科目で基本的に行うことが多いです。
したがって、科目という概念は高校以上になるとかなり身近なものになります。
教科という概念は小学校と中学校で主に身近と言える概念でしょう。