通りは「人や車の往来がある細長い道のこと」。
「往来路」と言い換えると分かりやすい。
街道は「昔の国間や街間を結ぶ主要道路のこと」。
「主要道路」と言い換えると分かりやすい。
「通り」は人の往来があれば至所で付けられている名前ですが、「街道」は、昔からの主要道路であり、古くから使われている道に付けられます。
しかし、現代の新道には付けられることはありません。
「通り」は街中の往来の道
「通り」は人や知る間などが往来しているありふれた街中にある道のことです。
南北でも東西でも斜めでも付けられます。
主に街中の大きな道に付けられることがあります。
「昭和通り」「銀座通り」「環七通り」「大通り」「表通り」「裏通り」「通り端」「通り抜け」などの言葉があります。
ある程度の長さを持っていること、すぐ突き当りでないこと、名前が付けられていることなどが「通り」と言えます。
「街道」は国間、都市間の道路のこと
「街道」は昔の国の間を結ぶ主要道路に付けられていました。
現在でもその名残として名前が残されています。
「甲州街道、日光街道、奥州街道、鎌倉街道」などがあります。
江戸を中心とした「五街道」と言うものも作られました。
また。
「脇街道、脇往還」は主要街道の支線のようなものでした。
また、神社と神社を結ぶ道にも付けられています。
東京にある「府中街道、別名、人見街道」は府中にある八幡と杉並の大宮八幡を結ぶ街道です。
東京にある街道とは
東京に限ると「街道」の名前が残る道は沢山あります。
例えば「青梅街道。
人見街道、五日市街道、八王子街道、五街道」等があります。
五街道は江戸起点の主要道路のことで、「東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道」のことを言います。
全国的には「街道」の付く道は大変に多いのですが、北海道は明治以降に開けていますから「街道」はありません。
「通り」と「街道」とは
「通り」は街中にある人や車が往来している道を言います。
大通りには普通「~通り」と名前が付けられています。
「昭和通り、銀座通り、環七通り」等。
「街道」は古くは国と国の間や街と街の間を結ぶ主要道路に連れられている名前です。
東京(江戸)を始め、日本全国に「街道」はあります。
東京では「東海道などの五街道、青梅街道、五日市街道、人見街道」等に「街道」の名残があります。