行儀は「日常生活の行動の範囲においてのマナーのような概念のこと」。

例えば食事などのケースにおいて、マナーを意識することを行儀がいいという表現をします。

礼儀というのは「全般的にマナーと呼べる概念のこと」。

特定の状況に限定することなく、いろいろな状況において使えるので、礼儀という言葉の方が使用シーンは多いと言えるでしょう。

「行儀」の意味

行儀とは、マナーに似た概念ではあるものの、割と日常生活の範囲内における行動を指した言葉と言えます。

例えば食事をするときにマナーを守ると、それは行儀がいいという評価につながります。

日常生活の中での一般的な行動に対して行儀という言葉が使われる傾向にあり、それ以外のケースでは使われにくいので、行儀という言葉は礼儀よりも聞く機会は少ないと言えるでしょう。

「礼儀」の意味

礼儀とは、マナーと似た概念であり、ありとあらゆる場面で使うことができます。

マナーにもいろいろなものがあって、普段ほとんど意識しないもの、知らないものなどがあると言えますけど、そういう非日常的な場面におけるマナーに関しては、礼儀という言葉を使うことがあります。

日常的な行為にも使うことができるので、礼儀という言葉は非常に万能なのです。

「行儀」と「礼儀」の用法や用例

「食事をするときにはいろいろな行儀を意識しないといけない。

箸の使い方が特に難しく、こういったところで行儀が悪いと思われる可能性があるから注意しないとな。」

「茶道というのは非常に礼儀が重要なものだという雰囲気が伝わってくるけど、茶道の礼儀ってほとんど知らないんだよね。

事前にちゃんと勉強をしておけばよかった。」

行儀と礼儀は意味としてはかぶっている部分がある

行儀と礼儀というのは意味合いとしてはあまり変わりません。

かぶっている部分もありますから。

行儀も礼儀も日常の範囲と思われるようなマナーに関しては使うことができますから、特定のシーンにおいてはどっちを使うか?迷うことがあるでしょう。

ただ、礼儀の方がいろいろなシーンで使えるので、そこは特徴になるのではないか?と思われます。

おすすめの記事