竜は「龍の略字のこと、タツのこと。」
「タツ」と言い換えると分かりやすい。
龍は「竜の旧字のこと、タツのこと」。
「タツ」と言い換えると分かりやすい。
「竜」も「龍」も現在では同じように使われています。
昔の地名や学校名、人名などでは難しい「龍」が良く使われましたが、戦後の漢字制度改革により当用漢字から外されました。
「竜」は「龍」を簡略した字
「竜」は「龍」の簡略字になります。
戦後の当用漢字制定の際に「竜」となったものです。
「タツ」の頭と胴体の形から作られた文字と言われています。
「龍」との意味の違いはありませんし、どちらを使用しても問題はありません。
しかし、地名や人名、固有名詞には「龍」が使われていますから、変更は難しいと考えられますが、表記上はどちらでも構いません。
「龍」は「竜」の旧字体
「龍」は「竜」より「タツ」のイメージがある漢字です。
「雲龍紙、恐龍、龍神、龍頭蛇尾」等の言葉は「龍」がふさわしいかも知れません。
レスラーの「天龍」は「天竜」では弱く感じてしまいます。
その他「龍宮城、龍舌蘭、龍頭、龍虎など多くの言葉は「龍」が似合いますが、現在は「竜」に置き換えられています。
字画の多さの問題があり、やむを得ないのかも知れません。
「龍」を「竜」としたらマイナスイメージ
「龍」をやむを得ず「竜」としたら、イメージはマイナスに変わるかも知れません。
「雲竜紙、恐竜、竜神、竜頭蛇尾、竜宮城、天竜、竜舌蘭、竜頭、竜虎」等となりますが、違和感は否めません。
しかし、「恐竜」等なじんでいる言葉もあります。
将棋の駒に「飛車角」がありますが、敵陣に入り「成る」と「龍王、龍馬」となり、駒には「龍」が使われます。
「竜」と「龍」とは
「竜」は「龍」の簡略体の漢字のことですが、当用漢字制定の際字画の多さから「竜」となったものです。
旧字の「龍」は強さが感じられるため、マイナスイメージとなった言葉も多くあります。
地名や人名、固有名詞には「龍」をまだ使っている例は多いのです。
「恐竜、天竜、竜神、竜虎、竜王、竜馬」などは「恐龍、天龍、龍神、龍虎、龍王、龍馬」がふさわしいと思われます。