中は「外に囲まれた内側のこと」。
「内側」と言い換えると分かりやすい。
内は「外の反対のこと、中のこと」。
「中側」と言い換えると分かりやすい。
「中」と「内」の区別は曖昧でハッキリとした意味の違いはないようです。
「外、外側」などの反対語としてある言葉です。
強いて言えば、「中」は中央と言う意味も含みますから「中」は「内」より真ん中に近く、「内」は「外」に近いと思われます。
「中」はより「内側」のこと
「中」は「内、内側」より中央に近い場所を指すと言うイメージがあります。
「内側」に囲まれている場所と言う場合には全体を意味しますから、決めつけることはできません。
「中側、中央、真ん中、中部、中心、渦中、家中、越中、意中、右中間、懐中時計、宮中、一晩中、空中、劇中劇、工事中、暑中見舞い、中毒、水中花」などの言葉があり、中心、継続などの意味で使っています。
「内」は「内側」のこと
「内」は「外」に対する言葉です。
「中」よりはより「外側」に近い「内側」部分を言うようですが、「中」との区別は曖昧です。
「内側、内外、内孫、内股、内壁、内圧、内臓、内閣、屋内、体内、内視鏡、口内炎、内線、白内障、内憂外患、院内感染、案内、内向的、屋内、内野手、内科」など多くの言葉があります。
語源では「家に入れる=内」と言う意味があります。
「中」と「内」は意味に差はない
「中」と言う場合と、「内」と言う場合は意味に差はないようです。
しかし、「内」の場合は「外」を意識した言葉が多くあり、語源でも「家に入れる=家の中」と言う意味があり「内部全体」を意味することが多い言葉です。
「中」は中央を意識した言葉に感じますが、全体も意味しています。
「中」と「内」は「外」に対する言葉のため、意味に大差はないのです。
「中」と「内」とは
「中」と「内」はどちらも「外」に対する言葉になります。
「中」はより「外」を意識した言葉になり、「中」はより「中央」を意識した言葉の様です。
しかし、どちらも同じ意味になりますが、明確な区別はないのに熟語としては使い分けている様です。
意味は同じでも置き換えは出来ない言葉が多いためです。
外を意識した「内部、内科、内野手」、中心を意識した「中央、中部、真ん中」などは置き換えられません。