真面目は「ウソではなく、冗談でもないこと」。
真剣という言葉でも言い表すことができますが、一般的には言われたことをきちんと守るような場面にも使われます。
誠実は「私利私欲のためではなく、真心を持って物事に取り組む状態のこと」。
真面目とそこまでは変わりませんけど、私利私欲ではないといった点が特徴的と言えます。
「真面目」の意味
真面目というのは、ウソではない、冗談ではないという意味合いが正確なものとなりますが、一般的にはルールをちゃんと守るとか、言われたことをちゃんとやるとか、そういう素直と言えるような状況に対しても使っている印象があるでしょう。
普段の生活の中で使われている真面目な人というのは、本来の意味合いとはやや異なっています。
「誠実」の意味
誠実というのは、真心があるとか、私利私欲ではないという意味になるのです。
ただ、真面目という言葉との共通点もあり、素直と言われるような人間に対しては、誠実という言葉が使われることもあるので、真面目と誠実の違いというのは非常に難しく、特定のケースにおいて真面目なのか、誠実なのかの判断をするのは容易ではないと言えるでしょう。
「真面目」と「誠実」の用法や用例
「世の中は真面目な人間が評価される。
ウソをつかないとか、言われたことをきちんと守るなどの人間は評価されて人生が上手くいきやすいのだ。」
「誠実な人柄であると、人から好感を持たれやすい。
そして、モテる人というのはたいてい誠実である。
真心を感じられるような人というのは、人気になりやすいので、私もそういう人間を目指していきたいと思う。」
真面目と誠実の使い分けは難しい
真面目と誠実という言葉は意味合いとしてはかなり似ており、使い分けるのは難しいところがあります。
どちらも人柄を表す言葉であり、一般的に評価の高まる要素であるため、真面目な人間、誠実な人間を目指している人は多くいるでしょう。
その場の状況の雰囲気などで、真面目と誠実を使い分けていく人が実際多いのではないかと思われます。