里心は「実家や自分の故郷のことを恋しく思う気持ちのこと」。
基本的には自分の実家や故郷ではない場所にいるときに感じる気持ちです。
そんなに有名な表現ではありません。
郷愁は「寂しい思いをしているときに、故郷を懐かしむ気持ちのこと」。
意味としては里心に近いです。
でも、一般的には郷愁の方がメジャーではないかと思われます。
「里心」の意味
里心とは、実家や自分の故郷のことを恋しく思う気持ちのことです。
まさに今故郷を離れているケースにおいて、自分が生まれ育った場所が懐かしい、恋しいと感じているような場面で使っていく表現になります。
日常的に使えるシーンはそこそこありますが、里心という言い方はそこまでメジャーではないので、そこは理解しておきましょう。
「郷愁」の意味
郷愁とは、寂しい思いをしているときに、故郷を懐かしむ気持ちのことです。
意味としては里心とあまり変わりません。
したがって、同様のシーンで使っていくことができるはずです。
ただ、知名度に関しては郷愁の方が高いと思われます。
だから、両者はそういう部分において区別をしていくことができるのではないかと思われるのです。
「里心」と「郷愁」の用法や用例
「こうして都会に出て今は仕事をしている状況だが、長くそういった生活が続いていると、里心が芽生えてくると言える。
たまには実家に帰りたい気持ちになるわけだ。」
「長く地元を離れると、どうしても郷愁の気持ちが出てくるよな。
たまには地元に帰ってみて、故郷の雰囲気を堪能してくるというのも悪くないかもしれないな。」
里心と郷愁は意味が結構似ている
里心と郷愁に関しては意味は割と似ています。
両者ともに自分の故郷などを恋しく、懐かしく思う気持ちを指している言葉です。
したがって、意味では区別はしづらい状況となっています。
これらの言葉は意味はほぼ同じですが、使用頻度については微妙に違いがあると言えるでしょう。
基本的には郷愁の方が有名であると言えるので、そこは知っておきましょう。