専念するは「1つの物事に集中して取り組むこと」。
特定のことだけに時間や手間をかけ続けることを意味しています。
集中するは「何かしらのものが1か所に集まること」。
転じて特定の事柄に対して、時間や手間を費やすことを意味しており、この場合には専念するとほぼ同じような意味合いになります。
集中するという言葉は多岐にわたる意味を持っているのです。
「専念する」の意味
専念するというのは、何かしらの物事に集中して取り組むことです。
1つのものに集中するということから、それ以外のものには時間や手間をかけず、特定のものだけに時間や手間をかけ続けていく状況が表れています。
集中するという意味と似たような意味になってしまうものの、専念するの方が意味としては狭いということが言えるでしょう。
「集中する」の意味
集中するというのは、何かしらのものが1か所に集まるということであり、そこから意識を特定のものだけに集めることで、専念すると同じような意味合いになることがあります。
意識を特定のものだけに集めることで、時間や手間を特定の事柄に集中させるということもできますが、例えば視線が特定の人に集中するなど、別の意味でも使えます。
「専念する」と「集中する」の用法や用例
「これから苦手な数学に専念したいと思う。
他の科目はそこまで勉強しなくても点数とれると思うし。
数学に時間を使うのが合理的だと思うんだよ」。
「不祥事を起こした会社の社長に世間の注目が集中している。
誰もが知っている大企業だけに今回のニュースは衝撃的だったのだろう。
どのテレビ局もこのニュースばかり報道している。」
集中するという言葉は使い方が多い
専念するというのは、特定のものに意識を集中させるということであり、基本的には意識が特定のものに向くという意味になります。
しかし、集中するに関しては意識が向く場合もあれば、視線や注目が向くというケースもありますし、仕事が特定の人物に集中するとか、そういうケースもあるので、使える場面はより広いと言えるのです。